12月 11

今までのエントリーを見ていない方は「その1」「その2」を見てみてください。

今日は最後に一番好きなキャラ二人を。

<櫛枝 実乃梨>

すべてのキャラで一番好きなキャラクターです。そして一番かわいそうなキャラです。性格は一見意味不明な元気娘。でもその実は本当の自分を隠すために形作ったキャラクターで、本当は真面目で陰があるキャラなんだと思います。主人公の竜二の当初の意中の相手。

ここで少し疑問が。「櫛枝はいつから竜児に惚れていたか」という問題。普通で考えれば、夏の別荘のエピソードのあたりから竜二のことに惚れはじめた…というのが妥当な考えですよね。でも櫛枝は本当に最初(2年生最初期時)は竜児の事好きではなかった….のでしょうか?ここが微妙な気がする。

1年生の頃から喋ったときはなくても、2年生で同じクラスになった時、あの竜二に怯えたりしてる風はなかったし、名前も知っていた。最終的に走りながらの告白の時に竜児の事を「ずっと好きだった!」と叫びますよね、そうなると実は1年生の頃とかから好きだったのでは?という解釈。うーーん。どうでしょうか?結局わかりませんが。

夏休みで二人の距離は近くになった気もするけど、上の仮定を採用すると、あまりに仲の良い竜児と大河の二人をどう見ていたのか?「大河をよろしく頼みます」の土下座も実は「自分が好き」というのを押し殺して,..とか。しかも夏の時点で櫛枝は大河がもう竜児の事を好きなんではと気づいていたんでしょうね。たぶん。だから、自分からなかなかいけないというか、一歩引いた感じなんではないでしょうか?UFOの話のくだりもそういうことを仮定して見るとなんとなく櫛枝がああいう話をしたというのも納得がいく…気がする。

その後櫛枝は意味不明な元気娘…ではなくなってきます。竜児との間も文化祭でギクシャクしたりします。この間も竜児に惚れてるのは確実。でも櫛枝はずっと大河は竜児が好きだとわかっているし、二人は仲が良い…そういう葛藤があるんだと思うんです。片方は意中の相手、片方は親友…。むしろ主人公が竜児だから竜児の気持ちは視聴者はわかるけど、櫛枝視点でいえば、一番不明なのは竜児自身の気持ちだったのではないでしょうか? 一見大河と大の仲良し。つき合ってるかのようにも見える。でもつき合ってはいないという。しかも竜児の態度から自分にも気があるのかも?とすこし思ってる。みたいな。

そのすこしもやもやした雰囲気がすこしはっきりするのがクリスマスでしょうか。大河のマンションでの号泣を目の当たりにして、竜児が自分を強く誘ってきてくれている。ここで櫛枝ははっきりと竜児は多分自分の事が好き。大河は竜児の事が好き。とわかったんでしょうね。それで櫛枝は竜児に遠回しに「告白しないでね」発言に至るわけです。それは大河の気持ちを知っていたため。竜児の事が好き。でもここでOKを出してしまったら大河はどうなるんだろう?親友の気持ちを分かってる上で竜児を自分が取ってしまったら….

なんて苦悩と葛藤。櫛枝最高だよ君。そしてなんて悲しい。それで最終的に大河に譲る形で最終的には竜二と大河は結ばれてしまう。なんて悲劇。いくつか選択を間違わなければ、竜二は自分と結ばれていた…と思うと尚更でしょうね。

というわけで一番健気で真面目で苦悩と葛藤があったキャラでしょうね。だからこそ一番好きなキャラ。正直竜児は櫛枝と結ばれるべきだったと確信しています。私は。

竜児も竜児ですよね。ずっと好きだった相手なわけじゃないですか?それを(色々あったとはいえ)ヒョイッと鞍替えするのもねぇ…調子良いとも見れなくはない。だってあれほど好きだったわけだし。櫛枝は最後まで一途だったし、北村、狩野、川嶋もある意味で一途だけど、竜児と大河だけ…調子良い…という感じが否めない。

その後の事を考えると物語としては竜児と大河が結ばれて(ハッピー?)エンドですが、あの後の事を想像すると竜児と大河があんなのぼせたような精神状態で駆け落ち、結婚、妊娠したとしてもその後もすっと上手く行くとはとてもじゃないが思えない。大河はあんな性格だし、親が離婚していると子も離婚する確率高くなると聞きますし…。統計学上ですがね。かなり確率は上がるらしいです。

あんないきなり木刀で襲撃してくるようなツンケンしたわがまま非常識女が素敵なお母さんになる姿がまったく想像できない…

そう思うと櫛枝はすごく良い子なので、ぜひむしろああいう辛い恋を経験した後にその傷を全部癒してくれる素敵な男性に巡りあって欲しいですし、絶対に巡りあうと思います。むしろ竜児と結ばれなかったからこそもっと大きい幸せを手に入れた…というような人生であって欲しいと願います。創造上のキャラクターにこんな言うのもアレですけどね…

はぁ長くなりました。次に最後に


<川嶋 亜美>
このキャラって一見というか最初は只のムカつくキャラなんだけど、実は北村の言う通り「実は本当の性格も嫌いではない」ですよね。本当は正直なだけなのかも。

役割としては、いわゆる「狂言回し」ですよね。たしかに物語の中心人物でない。そしてこのキャラは竜二が誰が好きなのか、北村が誰が好きなのか、大河が誰が好きなのか、櫛枝が誰が好きなのかすべてわかっている。その上で竜二のことが好きになってしまうけど、そのスパイラルに自分が入るのは無理だと諦めている…

このキャラも櫛枝程にでないにしろ悲しいキャラ。もうモデルとして大人の世界にいるために、高校生ではあるけど、いわゆる「大人」なんでしょうね。

このキャラがたしかに少し物語りを引っ掻き回します。でもそれがいいんでしょうね。すごい好きです。川嶋も。本当は良い子。とっても。

はぁはぁ、疲れた。1時間近くかかったよ。この記事。

しかも誰も読まないだろうけど。殆ど自己満足。

とにかく、「とらドラ!」超オススメ。ここまで書いちゃってアレですが、見ていない方はぜひ一度見てください!おススメ!!

以上。

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11 Responses to “今頃「とらドラ!」について考察してみる。その3(最終回)”

  1. しろ より:

    とらドラ感想、拝見させて頂きました。
    僕も当初の意中の相手から何時切り替わったのかには凄く興味があります。
    まず竜児、クリスマス以降徐々に変化というあたり僕も同じ解釈です。
    次に大河、切り替わりというより異なる軸で北村と竜児の二人が好きだったんでしょう。
    必要な竜児、憧れの北村、緊張してうまく話せない北村と気兼ねなく話せる竜児、後者も恋の形と気がつくのが最早手遅れ感のあるクリスマスだったのでは?と理解しています。
    最後にミノリン、彼女がホント意味不明でした。
    一回目の視聴では何時の間にか竜児が好きになってて罪悪感って何じゃ?って感じでしたが二回目の視聴で夏のUFOの話題を竜児に振られて交わしたあたりで意識してるんじゃないかなと思ったりします。
    正直二回目を見たのはこのタイミングを自分なりに図ろうと思ってのことでした。
    こちらも長文になりましたが、楽しく読ませて頂きました。

  2. しろ様>

    コメントあざます。お返事遅れて申し訳ない。

    長文の感想非常に嬉しいです^^

    ブログのくだんの記事も読ませていただきました。

    答えが無いだけに、見ている人が「どうだったんだろう」といろいろ考えさせられる話ですよね。

  3. たこやろー より:

    いやー 大河推しの俺からするとやっぱhappy endのような気がするけど 確かに櫛枝推しからするとbadかな?

    • たこやろー様

      コメントありがとうございます。

      その通りですね。誰目線で考えるかによって誰が幸せなのか不幸なのかって話になりますね。
      全員が全員幸せにはどうしたってなれないですし。

      でも私はやっぱり櫛枝が不憫で不憫で…^^;

  4. あおのはる より:

    読み応えのある記事ありがとうございます。
    最近とらドラを見終えた者ですり
    私も櫛枝が大好きです。堀江由衣さんの声もすごくぴったりだと思います。

    • あおのはる様

      コメントありがとうございます。

      私も超フリークとかではないのですが、こう…心にグッとくる話ですよね。
      絵柄はポップだけど話は結構シリアスだったりエグかったりと大人向けという印象で。

  5. 単冠湾提督 より:

    とらドラ!を久しぶりに見たので他の人の考察を見ようとこちらを読ませていただきました、なかなか読み応えがあり楽しめました。
    櫛枝はいつから竜児のことが好きだったのか、考察にあるように修学旅行前からずっと好きだと考えれば台詞の一つ一つが意味深に思えてきますね( ´∀`)
    個人的には川嶋に心を動かされましたね、最初はからかいつつ、モデルとしての仕事の中で場数を踏んでるだけあって少し大人として、一歩引いた場所から竜児達の事を考えているがゆえのいらだち、竜児達を見ているうちに自分も竜児の事が好きになって自分の恋に関してはまだ子供で…それでも竜児には好きだということを隠し通そうとした川嶋、
    最後には仮面が外れた櫛枝と素で向かい合っていて泣いてしまいました。
    長文失礼しました。

    • 単冠湾提督様

      コメントありがとうございます。

      この記事もあくまで推察や個人的な思いみたいなものも多いですし、アニメ版を見た印象で書いているんで実際もっと深く原作版も読んで考察している方に比べると浅い部分もあるかもしれないですけど、そこは御容赦下さいね。

      >櫛枝はいつから竜児のことが好きだったのか~
      そうなんですよね。ある意味でこの作品での1番重要なキャラは櫛枝だったと思うんですよね。なので櫛枝がいつから竜児を好きだったか?という事が話において物凄く重要なポイントだと思うんですよね。まぁもちろん推察の域を出ないですけど、かなり最初の方から好きだったと考えた方が色々としっくりくる気はしますね。

      >個人的には川嶋に心を動かされましたね~
      そうですね~。このキャラクターもなかなか切ないキャラですよね。櫛枝実乃梨にも言えることですがその後の人生は凄く幸せになっててほしいなぁと思うキャラですよね。

      この作品はキャラクターが浅くなくて「人間の心」を凄くしっかりと描いていて素晴らしいですよね。

      長文ありがとうございます。

  6. ほふ より:

    実乃梨が大河に「気を使うな、自分の気持ちを優先しろ」のような趣旨の発言をしたと思います、その発言と大河に譲るような形になった実乃梨の行動が矛盾しているように感じます。そこだけが引っかかてしまいます。夢(見えるもの)と恋(見えないもの)を天秤にかけた結果として夢を選んだと考えてもどうも納得がいきませんでした。
    失礼しました。

    • 高岡 匠 より:

      ほふ様

      コメントありがとうございます。

      実はこの記事も8年程前の記事で私自身とらドラ!をそれ相当に見直して無いので(このアニメは見返すのに体力いる)、今は細かい発言までは完全に失念してしまっているんですが、櫛枝実乃梨ないし、このアニメ(もしくはラノベ)の登場キャラの気持ちは色んな意味で複雑なんだろうなぁと思いますよね。それがある意味でこの作品の最大の魅力なんだと思いますが。

      >「気を使うな、自分の気持ちを優先しろ」のような趣旨の発言を~
      この発言の本当の真相はわかんないですけど、言葉通りに自分の事を気にして竜児にアタック出来ないのなら、そんなの関係無いから自分の気持ちに素直になれ…っつー事…要は竜児が好きならお互い遠慮とかしないでいこうぜ!って…言ってるのになぜか櫛枝実乃梨は大河に遠慮してるっていう矛盾…って事ですよね?

      この発言をしたタイミングがよくわからんのですけど、この発言をしてから気持ちが変化して…って事かもしれないですね。それこそ櫛枝実乃梨自身が最終的に自分の選択を振り返り、「これで良かった」と思っているのか「あの時ああしていれば…」と悔恨しているのか…それは全くわかりませんが、こういう部分がとらドラ!のリアリティあるところで実際も自分の気持ちって「なんであの時あんな事言っちゃったんだろう」とか「あの時あんな行動しなければ」「あんな発言しなければ」の連続で自分の気持ち通りにはいかないのが人間だと思うので、櫛枝実乃梨も自分の内に秘めた気持ちと行動が必ずしも一致してないのかもしれません。

  7. ほふ より:

    実際の世界と同じで、順序立てて全部を論理的になんて無理ですもんね、意外と大事な部分は感情論だったりしちゃいますし。実際の世界とはどこか線引きして考えていたんだと思います。自分の中で納得できた気がします、ありがとうございました!

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