8月 03

2011年7月23日、ロンドンのカムデンにある自宅で遺体で発見された。27歳だった。

エイミー・ワインハウスはイギリスの新進気鋭の実力派シンガーソングライターであり、常にスキャンダルの多い人物だった。

正式な死因は発表されていないようだが、十中八九薬物かアルコール。もしくは両方。

私はエイミー・ワインハウスの音楽そのものは個人的のはそんなに好きな音楽性ではないのですが、やはりボーカル力、作曲力、人間としての魅力、すべて備わっていたと思うし。エセ的な人気や実力ではなく正真正銘な実力の持ち主だったのは間違いないと思っていた。

でもこの若い才能は27歳という年齢で砕け散った。…いや燃え尽きた。

今回のエイミー・ワインハウスの死で考えさせられるのが「27歳」という点。

没年齢の音楽界で27歳は、ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ロバート・ジョンソン、ジム・モリソンや、ジャニス・ジョプリンが亡くなった年齢と一緒であり、死因もドラッグによるものと断定されればそこも一緒となってしまう

という点。

音楽家において鬼門なのだろうか?この27歳というのは。

27歳という時点で確かに結果も残しているし、富も名声も得ていた。

だが、ドラッグによって死んだのだ。

偉大なる音楽家のが早過ぎる死。

上記の他アーティスト含め、ものすごい才能の持ち主ばかり。まさに「これから」の人生だった。

「もしも」本人達に聞けるのであれば自分の27歳という早過ぎる死についてどう思っているのだろうか?

それで満足だったのだろうか?27歳で死ぬというのは。

普通の一般人でその道に行かなかったら、今も元気に生きていたかもしれない。

私はその辺をすごく考えてしまう。

いくら富も名声も結果も残してても、27歳で死んだ事を後悔していないのか?

否。絶対にしているに違いない。

しかしながら私はもう既に25を過ぎた。

私はなにかを残しただろうか?

否。何も残していない。

しかし、27歳以上は生きることだろう。

その後の人生で私はなにかを残せるのだろうか。

それはわからない。

しかし残せる人間にはなりたい。

いやならなければならない。

それが富や名声では無いのは確実だが。

結局なにが言いたかったかと簡単に言うと、

「がんばらな」と思ったのですよ。単純に。なぜか。

それと「そうなってはいけない」とも思ったのですよ。

後悔しないように生きようと思うのですよ。できるだけ。

それだけです。

今日はちょっと堅い記事を書いてみました。

以上。

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2月 25

The King Of Limbs
Attribution-NonCommercial-NoDerivs License by Dusty Smith – Twitter.com/DustyAllDayLong

聞きましたよ。Radioheadの新作「 ザ・キング・オブ・リムズ(The King of Limbs)」。

その感想なりレビューなりさらっと書いときます。

ちなみにアルバムの日本盤CDの発売は2011年3月23日を予定らしいです。

前作「イン・レインボウズ」が2007年?…もうそんな経ちましたか…

前作とは違いナイジェル・ゴッドリッチのみのプロデュース。

曲目は 全8曲
1. ブルーム – “Bloom” – 5:15
2. モーニング・ミスター・マグパイ – “Morning Mr Magpie” – 4:41
3. リトル・バイ・リトル – “Little By Little” – 4:27
4. フェラル – “Feral” – 3:13
5. ロータス・フラワー – “Lotus Flower” – 5:01
6. コデックス – “Codex” – 4:47
7. ギヴ・アップ・ザ・ゴースト – “Give Up The Ghost” – 4:50
8. セパレーター – “Separator” – 5:20

まず聞いてみて全体的な印象は「浮遊感」でしょうか。それとトムヨークのソロアルバムの「The Eraser」に雰囲気が近い、エレクトロ系の雰囲気を強く持ったアルバムである。

前2作はかなりバンドらしい生音や構成をしていた曲の比率が多かったが、今回はトムヨークの好きな方に特化させたアルバムなのかな?という印象。あと曲目が全8曲でさらっと全部聴けます。

あと全体的なリバーブ系(反響音系エフェクト)をボーカル、楽器ともに大きく使ってたのが印象的でアルバム全体のイメージを形作ってるように思えたし、「浮遊感」を感じさせる要因にもなってる。

先行シングルの05「ロータス・フラワー(Lotus Flower)」はトムヨークがめっちゃ踊るミュージックビデオとして話題に。

モノクロのコントラストの強い画面作りとトムの踊りが印象的で見入ってしまう素晴らしいミュージックビデオだ。

この曲は「イディオテック (Idioteque)」の雰囲気を持った曲だろう。レディオヘッドのファンなら誰もが想起したはずだ。

ベースラインとハンドクラップやSEの使い方が非常に秀逸で、前衛的な雰囲気を持った曲が多い中、この曲はかなりキャッチーでシングルにした理由もわかる。

それと次曲、「コデックス(Codex)」、トムヨークらしいピアノバラードで、特に私はイントロにやられた。美しい曲だ。(同系統の曲としては前作収録の「ビデオテープ」の方が好きだが)

綺麗なアルバムだと思う。一見暗そうだがそんなことはなく、攻撃性のある曲、激しい曲も特に無く、美しい旋律で溢れていて、慈愛を感じるアルバムだ。(アルバムジャケットはダークだがw)

だが、一般受けはしない系統のアルバムかもな?という印象も否めない。

好きな人は好き。嫌いな人は嫌い。とけっこう別れそうな印象がある。

星10個で判断するなら…5…かな。ちなみに前作インレインボウズは6かな。

と、こんな感じの感想を持ちました。あくまで個人的な感想です。

ちなみにダウンロード販売とかはここから>http://thekingoflimbs.jp/index.php

以上。

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10月 28

今日はなかなか為になる記事を書きますよ(たぶん)

ミュージックビデオ..日本ではプロモーションビデオ(プロモ)とかって呼ばれていますが、プロモーションビデオは机上の宣伝映像とかもプロモーションビデオと呼ぶので「ミュージックビデオ」もしくは「ビデオクリップ」というのが正式です。

簡単にミュージックビデオの歴史をお話します。

そのミュージックビデオ発端というか元祖はですね。ビートルズって知ってました?ビートルズが当時あまりに多忙でテレビ出演なんかあんましてらんなかったわけですよ。忙しくて。そいで考えたのが、いろんな番組に流すだけでいいビデオ。これが元祖です。

でもそれはあくまでプロモーションという意味合いが多かったわけですが、それを変えたのがクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。これは映像を上手く作ってあって、「音楽のついで」から「ミュージックビデオ」そのものを評価されるきっかけになったミュージックビデオで、当時センセーショナルな衝撃を与えました。

次にMTVの誕生。要はずっとミュージックビデオを流している番組。これの登場で尚更お茶の間にミュージックビデオが身近になった。その後はミュージックビデオは映像の世界の一つのジャンルとして、確立し、ミュージックビデオ専門もしくはそれで有名な監督も登場しました。実験映像や合成、アニメと実写、おもしろい効果をふんだんに使った映像など多種多様な映像が楽しめるのがミュージックビデオ。もはや映画やドラマとはまったく違い、むしろアートやデザインの世界に近いと自分は思っています。

…さて。前置きが長くなりました。自分が好きなミュージックビデオはたくさんあるんですが…というか大学時代は映像を専門にしてたんで、おそらく1000本以上のミュージックビデオを見たと思います。もっとかな?とにかくいっぱいです。その仲から厳選してご紹介したいと思います。埋め込み不可のものはリンクをつけときます。

先に有名なものを。

「Sledgehammer 」 Peter Gabriel

コマ撮りという手法を用いた傑作。3人の監督が3パートに別れて手がけた作品で、ミュージックビデオの歴史の中でも重要な作品と同時に名作。必視。


「Crazy 」Gnarls Barkley
http://www.youtube.com/watch?v=bd2B6SjMh_w&ob=av2e
大学の頃映像の仲間とこれ視て腰抜かしたもんです。あまりにかっこ良くて。


「There There 」Radiohead

これもコマ撮りを用いた名作。昔話や夢の中のような雰囲気が絶妙です。


「Take me Out 」Franz Ferdinand

これは実写合成の好例。このミュージックビデオを作ったjonas odellという方の作品は全部好きです。


「Drop」 The Pharcyde

逆再生を用いた名作。


「Star Guitar 」Chemical Brothers

これは一見よくわからないんですが、めちゃくちゃすごいです。超衝撃です。つまりパーカッションと音楽と流れる風景が完全にリンクしているんです。これを初めて見て意味が分かったときは腰が抜けました。

ちなみにメイキングも


「seven nation army」The White Stripes

シンプルだけどカッコいい。一時期これのパクリのパソコンのCMがありましたw

…とまだまだご紹介したいミュージックビデオは山ほどありますけど、今回はこの辺にしときますね。人気ならまた続きします。

ついでに(というか便乗して)自分の作ったミュージックビデオ(音楽も映像も制作)はここから→http://www.youtube.com/user/takaokatakumi

以上。

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