はじめに

近年稀に見る高レベルなM-1で最高でした
M-1を見ると「今年が終わってしまうなぁ」という気分になります。もうそれぐらい年末の風物詩になってますね。本来であれば笑ってはいけないが大晦日にあれば最高なんですけど、まぁしょうがないですね。こればっかしは。
で、今年はまず審査員の話から、去年と比べると少し格が落ちた感は否めないかなと。
ただ挑戦者達からすると、比較的若い年齢の現役に近い人も多く居るほうがいいんでしょうか。それとも経験豊富な大御所も居てほしいんでしょうか。
それは私はM-1に出たことはもちろん無いので、当事者の気持ちは分かりませんが、私だったら、やっぱりお笑いの「頂点」と呼ばれる人たちや経験豊富な人にも評価されたいですけどね。要はバランスで、若い世代とそういうベテラン世代といい感じに居ると良いと思うんですけど、今はミドル世代な部分で固まってる感じが否めないんですよねぇ。ちょっとバランスが悪いかなとおもってます。
でも多分それは主催者側も分かってるけど、様々な理由でそれが叶わないってだけだと思っています。松ちゃんももし普通にTV出てる状況なもちろん審査員として居るんでしょうし。でもお笑いBIG3とかダウンタウンウンナンとんねるずの第3世代が居ないのも少し、、、やはり少し気になっては居ます。でもしょうがないんでしょうね。
あと以前あった一枠ぐらい「意外枠」みたいなのあったじゃないですか。漫才師じゃない人で審査員する事が。私は1人ぐらいそういう枠があってもいいんじゃないかなと思ってますけどね。それも結局賛否両論あるだろうし、難しいんだろうけど。少しこじんまりとまとまり過ぎてる感は感じます。
そして、今回の決勝に残ってる人達については、真空ジェシカとかヤーレンズは流石だなと。正直今の群雄割拠のM-1で毎年決勝まで残るってほんと凄い事だと思うので素直にすごいなと。他でいえばヨネダ2000は少しびっくりですね。あとは新顔の完全初見も多くて期待感あります。そういう意味ではバランス良かったです。常連プレイヤーと新顔のバランスが。
ちなみに去年の感想はこちら⇓
2024年 M-1グランプリ 感想
ネタ感想
1番手ヤーレンズ
もう実力は折り紙付きのこのコンビ。私は初年度がめちゃくちゃ好きで、去年は少し落ちたかなぁという印象。で、今回はレベル上がったなと思いました。ボケツッコミが一瞬入れ替わる部分があったりとか、ツッコミの彼もアグレッシブにいってる感じが以前のボケ先行の笑いではなくコンビでしっかり笑いを取ってる感じ。
でもなんか、、、ヤーレンズの漫才ってなんか個人的には軸がないと思っていて、確かに一応今回も「結婚したんだよ」的な部分が軸っちゃ軸だけど、あまり漫才としてそこは重要な要素ではなくなってたと思いますし、明確な要素や展開がなくて、ふわふわと会話が続いて、結局なんの話だったかよくわからん、、みたいな漫才な気がしてるんですよ。一つ一つのボケとかツッコミは悪くないというか、面白いししっかりとまとまってるんだけど、なんか爆発性を感じない感じと軸がない感じ。ヤーレンズは令和ロマンとも仲が良く、一緒にLIVEもするぐらいだし、なんか令和ロマン的な感じもあるんですよね、、。でも令和ロマンも私過去の感想記事で書いてたか定かじゃないですけど、上手いんだけど、なんかそこまで強烈な印象には残らない漫才だと思っていて、結局去年のMー1もバッテリィズの方が後々印象に残ってるんですよね。
ちょっと話がズレましたが、やっぱりいい漫才って、色々な意味で強烈な印象も残ると思っていて、一つ一つのボケとツッコミのクオリティ云々より、印象的な面白さもすごくあると思ってるんですよ。そういう意味ではヤーレンズの漫才はそこが少し弱いかなぁと思ってます。面白いんだけど、イマイチその後どんな漫才だったって言いにくいというかね。
2番手 めぞん
多分初見。面白かった。いいネタ。展開もいいし、後半盛り上がっていく感じも凄くいい。途中で展開がグンって変わるのも素晴らしい。無理くり気なった部分を上げると前半がすこし弱いのはありますよね。あと歌に関しては私はそこまで悪くないと感じました。私は審査員の評価全体的に少し低いなと思いました。なんならヤーレンズより好きでした。
3番手 カナメストーン
カナメストーンは完全初見ではないですけど、ガッツリと見たのは初めてですかね。うーん、、、面白いんだけど、なんか、、、なんだろうなぁ、、、私はそんなに好きじゃなかった。いくつかのボケが分かりにくいボケもあったし、、掴みは好きでしたけど。ツッコミはハイトーンボイスの感じは好きなんだけど、ボケが少し弱いかなって印象でした。あとグロ系のボケはちょっと気になりました。
4番手 エバース
去年のネタもかなり好きでしたし、やっぱり今回も好きでした。二人ともすごい言葉が聞き取りやすいんですよね。それ実は結構重要な要素だと思ってます。ボケの敢えての絶妙な1秒の無言の間とかあるのが好き。そこが逆にリアリティある感じなんですよね。すごい構成され過ぎた漫才って、台本感が強かったりするんだけど、敢えて、間を作る事でそういうあえてきっちり感を崩す感じとかが上手い。「みつお、、、町田」と、「思われねぇよ実際は」「せめて都内だろ、、、、都内もやだよ」「尿検査して陰性、、、こわっ」全部ガチっと面白い。それでいて正統派のしゃべくり漫才って感じが好感度も高い。
5番手 真空ジェシカ
年々良くなってる真空ジェシカ。もう令和の笑い飯化してる感じ。でもそれぐらい実力のポテンシャルがある証拠。ただね、、、今年のネタあまり好きじゃなかったですね。去年一昨年の方が好きだったかな。真空ジェシカのネタって分かりにくい部分も結構あって、去年一昨年でかなり改善したと思ったんだすけど、少し元に戻ったかなぁという印象。審査員は全体的に評価高かったですけど、私は、、、そこまで魅力を感じませんでした。掴みとか、時事ネタをちょい挟む部分とかも上手いんだけどな、、ネタ的には少しやはり弱い印象でした。
6番手 ヨネダ2000
やっぱり女芸人で決勝残るだけでも、「やるなこいつら」って感じではあるんですけど、まぁそもそも癖強い漫才するコンビですからね。多分好きな人嫌いな人分かれるんだと思うんだけど、もちろん私は好きじゃないタイプです。今回ダントツで一番面白くないと感じました。私はね。歌ネタ要素も気になりますし、私としては「漫才」って感じとちょっと違うなぁって感じ。
7番手 たくろう
完全初見。いいですね。こういうパターンのある漫才好きなんですよね。ちょっと大喜利要素もあるネタね。それでいてパターン一辺倒になってるわけじゃないし、エバースと同じく間の取り方も上手いし、老若男女分かるネタって感じも好き。「京都産業大学」がめっちゃ面白かった。なんでろうね。なんか面白いんだよな。自然な会話感を出すのも上手い。
8番手 ドンデコルテ
これまた完全初見。悪くないけど、最初の掴みまで少し長いし、笑いポイントのテンポ感も少し長いと感じました。ネタのコンセプトは凄い好きですけどね。でも一つ一つのボケとかも少し弱いし、流れの意外性とかもないし、途中からの爆発性とかもないし、色々と足りないかなぁって印象。審査員の評価は結構高かったですけど、、私はそこまで面白いってなりませんでした。
9番手 豪快キャプテン
また完全な初見。うーん、、多分”ここで絶対爆笑がくるだろう”的なポイントでそこまで食って無かったんですよ、、。本来ならここで、、ってポイントが必ずあったんですが、やっぱり後半最後の方の弊害ですかね。ポケットパンパンのくだりで引っ張る感じは好きだし、言葉もかなり早口系なんですけど、かなり聞きやすい声なんで、そこは結構早口でもしっかりネタは聞こえたのはかなりプラスな所。でも大吉先生も言ってたけど、エバースのネタと比べても1つ2つ落ちるのは確実だったかなと。
10番手ママタルト
キャッチコピーの「じゃあお前が太ってみろよ」いいですね。そこで笑ってしまいました。全然ネタと関係ないのに。まぁママタルトは去年とやっぱり比べてしまうところですよね。うーん、、正統派な昔ながらのネタって感じなんですけど、去年のネタはアクロバットな部分の動き的な面白さで攻めたりとかありましたが、どストレートな攻め方なのは好感あったんですけど、ママタルトってボケツッコミそれぞれどっちも面白いは面白いんだけど、爆発性をそこまで感じないんですよね、、。
で、1位エバース、2位たくろう、3位ドンデコルテ
順番はドンデコルテ>エバース>たくろう。
ファイナルネタ
ドンデコルテ
一つ目のネタの傾向を踏襲しつつ、全然違うネタで、1つ目のネタより好きでした。パワフルな部分と動きも追加されて上手さを感じました。でもなんでだろう、、相手が悪すぎたかな、、。面白いけど、もっと面白いネタがその後来てしまった。
エバース
エバースらしいネタで、こちらのネタも絶妙な間と「不可思議な状況に乗ってしまったけど、冷静に戻る」的なくだりが随所に散りばめられていて、そこは面白かった。でも一つ目のネタに比べると若干落ちるかなぁと。でもそれはミルクボーイだってそうだったし、強いネタを1つ目に持ってくるのは定石なので、それはそうだよなって感じなんだけど、これまた相手が悪すぎたかな、、。別の年だったら優勝もあり得たクオリティだったとは思います。
たくろう
凄かったですね。1つ目のネタとは全然違うんですけど、たくろうの根本的な世界観は踏襲してるんですよね。それでいて、1本目のネタと同等以上のネタが来たのは驚きでした。なんなら2本目の方が面白かったと思います。それぐらい最初から最後まで爆笑のくだりが途切れずに続いて、これぞ!って感じに仕上がってましたね。凄かった。掴みがまず、いいですし、ネタも無理やり変な状況の設定に持ってこられた世界観に、挙動不審にも戸惑いながら付いていく感が凄くリアルで素晴らしかった。一つ一つのワード、、、googleとyahooとか、マクドナルドとやよい軒、州知事と大阪納税者とかその対比もしっかり分かりやすいし、面白い。その最高潮に面白さが上がったままネタ終わるのも凄かった。終始爆笑続きですからね。これは、、、優勝は間違いなかった。凄かった。
まとめ
これは優勝のたくろうは文句無しじゃないでしょうか。ドンデコルテとエバースは相手が悪かったな。みんな面白かったけどね。今年のM-1はミルクボーイの年以来レベルの高レベルだったかもしれません。それぐらい全体的なレベルが高レベルだったと思います。
キングオブコントが今年全体的にレベルが低かったのに対して、M-1は高かったのは、、何故なのか、逆にキングオブコント面白いとM-1イマイチだったりするからね、、。偶然なのか相関関係があるのか分かりませんが、今年のキングオブコントの不完全燃焼感はM-1で払拭されました。
たくろうのネタは間違いなく「M-1優勝」にふさわしい圧倒的なクオリティだったと感じました。1つ目のネタ、2つ目のネタどちらも、文句がないレベルで面白いし、誰が見ても面白いし、聞き取りもしやすいネタだったと思います。
はい。良かったですね。いいネタを見ると満足感があります。ミルクボーイ以降の近年の優勝ネタでは私は錦鯉のネタが一番好きでしたが、錦鯉と同等かそれを少し超えるレベルで好きでしたね。
たくろう優勝おめでとうございます。キャラも濃そうなので、平場も強そうなのが良いですね。今後の活躍に期待したいです。
ではまた来年のM-1感想記事で会いましょう。
皆様の感想もコメントでお待ちしております。あくまでこの記事の感想はイチ個人の個人的な感想なので、緩い気持ちで見て頂ければと思います。



コメント
今年のM-1は全体的に安定感ありましたね〜
審査員についてですが、確かに現役の漫才師たちが審査員を務めるのも良いですが、やはり、大御所の人が1人もいないとなると締まらないですし、や漫才以外のお笑い分野の人も1人や2人いて欲しいなぁとも思ったり。。
あと、石田さんと若林さんには外れてほしくなかったですし
9人というのも多すぎるような気がします。。
今年の感想記事も楽しかったです
来年もまた楽しみにしてます😊
お体に気をつけて〜
良いお年をお迎えください🎍
見知らぬガキ好き様
コメントありがとうございます。
>石田さんと若林さんには外れてほしくなかった~
そうですねぇ、、まぁ審査員の「あの人がいい」「この人がいい」は色々ありますよね。
>今年の感想記事も楽しかったです~
ありがとうございます!2026年も緩く見て頂ければと思います。
お仕事お忙しい中、長文の感想記事お疲れ様でした☺️
ガキ使は来年以降も続くんでしょうかね。。
打ち切りとかにはならないといいですけど、どうなんでしょうかね??
見知らぬガキ好き様
コメントありがとうございます。
>打ち切りとかにはならないといいですけど~
まぁとりあえずは大丈夫だとは思いますが、、、DX終わったのもまさかでしたし、今後どうなるかは分かりませんね。
純粋な疑問なんですけど、M-1とKOCって何でここまで注目度というか、盛り上がりが違うんでしょうかね??
同じお笑いなのに、漫才とコントで何故ここまで世間の熱量が違うのかが不思議です
見知らぬガキ好き様
コメントありがとうございます。
>M-1とKOCって何でここまで~
ん?どういう事ですか?KOCの方が盛り上がってないって意味でしょうか?私は別にそうは思ってませんが、M-1はなんだかんだ歴史も長いし、コントと漫才ってジャンルが違うので一概には比べられないですけど、「お笑い」としてのクオリティとしては、年によってKOCの方が面白い(クオリティが高い)時もありましたからね。M-1は放送時期も恵まれてますしね。
キングオブコントも別に悪くはないんですけど、M-1と比べると視聴率が明らかに劣るんですよね
M-1は予選の動画がYouTubeにアップされてそれで仕事が増えたり、優勝はもちろん決勝に行っただけ、なんだったら準決勝でも仕事が増えるそうなので何でそこまで影響力があるのか、影響力に差があるのか少し疑問に思いました
見知らぬガキ好き様
コメントありがとうございます。
>視聴率が明らかに劣るんですよ~
あ、そうなんですか。そんな違いますか。でも多分以前もコメントしましたが、M-1は格式と歴史と時期に恵まれているってのもあると思います。でも漫才とコントではやはり日本では漫才の方がシンプルな話術だけで勝負してる感じがスポーツ競技と通するエンターテイメント性があるから、人気なのかもしれません。
>影響力に差があるのか少し疑問に~
たしかに予選と敗者復活の仕組みとか、プロモーションのやり方も上手ですよね。
ふと思ったのですが、今年は全体的に点数が少し高すぎるような気がしました
一番手のヤーレンズさんは、確かに面白かったですが、トップバッターからいきなり97はちょっと。。と思ったり。。
見知らぬガキ好き様
コメントありがとうございます。
>今年は全体的に点数が少し高すぎるような気が~
あー、、確かに平均が少し高い気もしないでもないですが、実際平均的なクオリティ今年高かったですからね。あとTOPのヤーレンズの面白さで結構高めに付けてしまった、、、みたいな事は確かにあると思います。
M-1の審査員をやって欲しいと思う芸人さんっていたりしますか??
個人的には、大御所枠も必要だと思うので、ぼんちまさと師匠や、西川のりおさんあたりがいいんじゃないかな??なんて思ってます
見知らぬガキ好き様
コメントありがとうございます。
>M-1の審査員をやって欲しいと思う芸人さん~
うーん、、、M-1だと、、、やっぱり松本人志ですけどね。それは一旦置いておけば、また巨人師匠には復活してもらいたいですけど、、。あとは鶴瓶師匠とか、、無理でしょうけどね。あとはたけしさんですか。これも無理でしょうけど。