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2022 11 13 ガキの使い「浜田のめくり願望を叶えよう」感想

超久しぶりの新規企画。

ただ過去の色んな企画の流れを汲んでいる企画ではあります。根本にあるのはダウンタウン理不尽シリーズ系ですかね。でも一番近い内容としては浜田のなるほど ザ・なぞなぞワールド」「浜田雅功の快脳!マジかるハマダ」が一番近い内容ですかねぇ…。パンツを見るという事でパンツを見てはいけないゴルフレッスンも少し想起させる内容でしたかね。パンツを見てはいけない~は松ちゃん主体で「パンツを見られたくない」に対して、今回は浜田さん主体で、「パンツを見たい(スカートをめくりたい)」という対比になってるというか。まさに浜田さんはSで松ちゃんがMという上手く対(ツイ)になってる所が面白い所。

上記等の企画を踏襲してるのは間違いない企画ではありますが、ガキらしいコント性のある内容で、この手の企画でほぼハズレは無いです。というか玄人好みな企画というだけかもしれません。ライトユーザーにはさっぱり面白くないのかもしれません。私はもうそういう気持ちを第三者目線で見たり考えることが難しいぐらいにはガキの使いを見ているので、初見でこれを見てどういう感想を持つのかは、想像が出来ません。たぶん「なにやってんのこいつら?」的な感想なんじゃないかな?とも思います。

企画概要

具体的な企画内容としてはなぜかキャンプ場的な所に待たせられているダウンタウン以外のガキメンバーとライセンス。そこに現れる松本。浜田の姿は無い。最近「浜田の性欲が治まらない」という。そこでその性欲を発散するために、浜田の願望「めくりたい」を叶えてあげようぜ!…的な導入。

そしてなぜかダウンタウン以外の参加者が女性物のスカートを着用させられる(そこにはなぜかそこまで文句を言わないメンバー)。そこに現れる浜田。スカートをめくる浜田。そしてパンツが男性物という事にキレる浜田。ダメだしする松本。それを受け女物のパンツを履かせられるメンバー。そしてまたそれをめくり……そしてまた……的な感じですね。

感想

面白かったです。今年の企画ではドミノ企画の次ぐらいかな。ドミノ企画は完全なる新規って感じでしたが、今回のは過去の企画の雰囲気と被る点も多いという事で自分の中の評価は少しだけ下かなと。

でも、面白さとして文句なしで面白かったし、ガキらしさも全開だったし、浜田さんらしいどS感もあって、ほぼ文句ないレベルで面白かったです。

まずOPトーク代わりの松ちゃんの口上がもう面白いんですよ。ここの説明からもはや常識の観点からいえば無茶苦茶なんで。

そこで異様にハイテンションの浜田さんですよ。これ…、浜田さんも凄いですよね。たぶん現場来てから、打ち合わせで「こういう内容で、こうこうこうで、こういう感じでお願いします」って説明されて、ほぼ即興でやるんでしょうけど、なんだかんだでやりきるんですよ。キャラになりきるというか。無茶苦茶な内容に関わらず照れとか躊躇とか無い。そこは流石としか言いようがない。

というかやっぱり浜田さんって破天荒に見えてクソ真面目な一面もあるんですよ。芸人としての気概は若手にも負けないぐらいしっかりしてるという感じというか。だから「やれ」といわれればしっかりとやりきる。そこはもうずっと頂点である人間の所以たる部分の一つかなと感じます。

山ちゃんとか田中さんのスカートめくり面白い。二人のリアクションもマジ感あって面白いんですよ。

ツイスターゲームのくだりは今回の中でも特に好きなシーンでした。浜田さんのスカートの覗き方が面白くてね。特に田中さんのスカート覗いてる時の表情が絶妙で、なんとも言えない絶妙な顔してるんですよ。あれは流石と思いましたね。めちゃくちゃ面白かった。浜田さんが無茶苦茶するんで、松ちゃんも笑い堪えきれてなかったですもんね。

松ちゃんのお説教パートも面白かった。藤原さんの結婚指輪のくだりも、ブチギレのくだりもめっちゃ笑いました。

高級なハイヤー的な車の小道具も素晴らしい。いつもなら楽屋に引っ込むパートなんですけど屋外だから、こういう形なんでしょうね。車の窓もめっちゃちょっとしか開けないのもおもろい。やっぱこのパートの謝るくだりを見ると「ガキの使いだなぁ」ってなります。挑戦シリーズとかもそうですし。なんか面白いですよね。理不尽謝罪という事自体がもう面白い「なんで謝らなきゃならんねん」的な状況がシュールなんですよね。そこでキレる浜田さんは堂に入ってるし、素晴らしくマッチしてる。そこの不可思議さがまた面白い。何気に「なんでそんなパンツ履きたいねん!」もよく考えると凄いセリフ。

スカート剥ぎ取られた後の浜田さんのめくりもすごかったしね。面白かった。特に田中さんかな…。リアクション最高でした。というかあれはもう18禁じゃないかな…。カメラで写してなかったけど、アレ浜田さんやっちゃってるもんね…。流石の松ちゃんも「こいつ頭おかしい」的な感じで笑ってましたし。

そして謎の優勝者(ベストめくられニスト)は田中さん。この謎の表彰もシュールで面白かったです。おめでとうって拍手もされても何のおめでとうで何の拍手やねん的な感じが面白かった。

まとめと次回

実質この企画は松ちゃんなりの「コント」なんですよね。ガキの使いにおいてのコントという感じ。浜田さん主人公回の様に見えて実質は松ちゃん主人公のコントなんです。だけど、このガキらしいこのコントってのは舞台コントでもないし、スタジオコントでも無い。アドリブロケコントとでも言うのかな。台本もほぼない。松ちゃんはコントを作る時大筋の台本はあっても、その場でどんどん内容を変えたり、ほぼアドリブで変えていったりと、他のコント師達も驚くコントの作り方をするので、そういう影響も色濃い内容だと思っています。

勝手な個人的な考察なんですけど、昔の初期の頃夢で逢えたらとかごっつの時などは、正確に台本を書いて、セリフを覚えてという時間も無かったから、自然とこういうシチュとキャラ設定と大筋だけ決めて、現場でほぼアドリブで作っていくという作り方になったんじゃないかなぁと思っています。意識的にそうしたのではなく、必然的にそうなっていったという感じなんだと思います。そこは賞レースとかで作り込まれたコントなどをせずにいきなりこういうTVコントからキャリアが始まったのが原因の一つなんではないかと思っています。逆に漫才はちゃんと作り込みますからね。

もちろんそれが分かったとて、じゃあ他の人にそれが真似出来るか?と言われるとそうではない。出来ない。松本人志という圧倒的な化け物だから、即興でやるものでも面白くなる。

TV千鳥が今はこういうガキの使いのコントを彷彿とさせる内容の企画が時々あって、そっちも楽しいですけどね。この前のシリーズで2回目の謎のサッカーチームも良かったですし、1回目の謎韓流アイドルも良かった。ガキの使いよりシュールさを少し抜いてわかりやすくしてる感じの内容なので、ライトユーザーにも分かりやすいんじゃないかなとも思いますし。

話は逸れましたが、今回の企画は色んな意味で良かったです。今年の企画で言えば間違いなく3本の指に入る内容だったと思います。ガキの使いという番組らしい素晴らしい内容でした。これぞガキっていうね。

で、次回は歌を被らないよう歌う企画ですね(シリーズ名ど忘れした)。んー…私はあまり好きな企画シリーズではないですけど…。まぁしょうがない。

あと今年まだ発表がないという事は笑ってはいけないは今年も無いのは確定的ですね。まぁ分かってはいましたが。日テレ年末何するんでしょうね。

ではまた次回~

以上。

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