REVOLVE GEAR BLOG

8/29 ガキの使い「マヂカルラブリー野田 七変化」感想

ガキの使いの最も長く続いてる企画、七変化。

56人目の挑戦者はマヂカルラブリー野田さんです。

ちなみにシリーズ前回は

5/16 「アインシュタイン稲田 七変化」感想

でした。

企画内容はゲスト一人が挑戦者で7つのネタでどれだけ笑いを取れるかってていうシンプルな企画ですね。笑ってはいけないシリーズのお母さん的な企画でもあります。若手ってよりかは最近ガッと売れてきたぞって芸人さんが挑戦するイメージ。ですが、これに参加せずに売れきってしまった芸人さんも結構居るので、ほんとはめっちゃ見たかったけど今更もう出ないよなって芸人さんも結構いるんですよね。サンドウィッチマンさんとか東京03さんとかバカリさんとかは見たかったなぁ…。流石にあそこまで売れちゃうとここに出る旨味も少ないし出ないとは思いますが。でもそろそろハナコ岡部さんとかは来そうな気もします。というかちょっと見てみたいかな。

で、マヂラブさんなんですけど、野田さんはまずピンでR-1獲って、その後M-1獲って大きな賞レースを立て続けに獲ったことにより時の人的な感じになりました。ですが、個人的にほんとに面白いのは…というか最終的に需要が高まるのは村上さんの方なんじゃないかなって気はちょっとするんですよね。じゃない方とかも言われますが、実はめちゃくちゃ喋れますからね。ちょっと南キャンっぽさある気がしてて…。あくまで自分の中のイメージですが、性格とかは全然違うんだけど、コンビとしての立ち位置とか雰囲気とかが山ちゃんっぽさあって。司会も上手そうだし。

感想

ではネタの感想に移ります。

一つ目のTMネタ。悪手ですね。あくまで私主観の感想ですが。

なんでかっていうと、まず一つ目で下ネタ・裸ネタってことですね。一つ目は先制攻撃であり、かましであり、ご機嫌伺いであり、掴みだからです。そこでこのネタは悪手かなと。下ネタ・裸ネタ自体自分の過去の七変化の記事でも再三言ってきましたが、力技という感じがしてあまり好きじゃないです。さらにまぁ…ちょっとココリコ田中さんの七変化でかなり似たネタがあるんですよね。女装してすごい丈の短い服で直立する度にパンツが見えてその度にパンツを隠すっていうネタで。そういう意味でもあまり…。でもまぁ勢いもあるし、おそらく現場だと全然受ける印象が違いますよね。あっちはガチで丸出しなので。そりゃ笑いますよ。丸出しですもん。だからこそ私は「ネタ」としての面白さというより単純に下ネタとしての笑いって側面が強いネタの印象なので、あまり好きじゃないんですよ。せめて5~6個目のネタにして欲しかった。さらに文句を付けると、ネタが始まって「今日はちょっと生地が少なくて」的な説明みたいのを最初に何度か言ってたんだけど、それいらんなぁって思って。なんでもかんでも分かりやすく説明すればいいってわけじゃないし。言わない方が面白い。それと歌えとまでは言わないけど、せめて口パクも入れて欲しかった。西川さんの格好してバックで曲鳴らしてるだけってもちょっと残念。

2つ目タイムスリップネタ。

最近のガキの七変化では大体7つの中に1つぐらいはガキメンバーをイジるネタが入ってくるんですが、そういうネタですね。これは面白かったですよ。本人的には勇気も要るネタとは思いますが、ちゃんとタイムスリップしてきた子供(悪ガキ)から見た目線というか、そういうのがしっかり表現されててイジりネタとしての完成度がかなり高めでした。喋りの内容も結構良かったですし。

3つ目ストリートファイターネタ。

これも良かったです。良かったですが、そもそも私は上記下ネタと同じように前から体張り系のネタはそこまで高くは評価してません。ですが、こういうネタがいくつも続くとどうかと思いますが、これだけだったので、バランス的には悪くないです。一つぐらいは体張り系ネタも良いと思います。ネタとしては野田さんがリュウになって相手のザンギエフ的なキャラに一方的にボッコボコになるネタ。これはゲーム開発も出来る野田さんらしい発想とも言えるし、体張り系ではあるけど、ネタとしてもしっかり出来ているのですごく良かったです。操作してるテイの子供の表情もあれ、指示通りなのか偶然なのか絶妙な表情でしたね。面白かった。

ここまではかなり良かったんですけど、浜田さんが言う通りここから急降下していきます。結構出だし良いけど悪くなるパターンの人結構居ますね。やはり7つを平均してウケるのは如何に難しいかという話ですよね。それほどに七変化は独特の笑いのカタチというか。ピンネタ、モノマネ、コント、モノボケ、サイレント等様々な内容をショートで一気に笑いを取らなきゃならないという難しさです。いやそりゃいつも作ってるネタとも様式が違うし難しいですよね。

4つ目の桑田さんのモノマネネタ。

モノマネネタも七変化では定番でどの挑戦者も一つぐらいは入れてくるんですけど、どういう意図だったのかなコレ。全然似てないってのを全面に出すという感じでも無いし…あの替え歌のくだりとかで笑いを取りたかったのか…。それとも質問してのくだりで面白い返しをして笑いを取ろうとしたのか…。どっちにしろ中途半端でした。

5つ目の謎のペットネタ。

これもイマイチ。ベトベトの丸いブルブル震える生物?的なものを犬猫的に愛でるネタ。これも笑いどころが微妙でしたね。唯一、ドアの開けれないくだりが計算なら面白いポイントでした。あとただこれは野田さんの指示なのかテロップで「これは鳴き声です。高音域の為聞きにくい場合があります」のテロップはちょっとおもしろかったですけどね。でもそれはあの現場の人たちには伝わらんしな…。

6つ目youtuberイジりネタ。

なんなんだろう。ヒカキンさんイジりネタ。なんか小馬鹿にしてる感あったのでヒカキンさんのファンが怒りそうなネタでしたけど、大丈夫なのかな。実際はyoutuber全体を揶揄ってるネタなのかもしれませんが。野田さんはyoutuberが嫌いなのかな…。どこに笑いどころを持ってくればいいんだってぐらいのネタで今回の中でも一番スベってたかな。

7つ目松ちゃん転生(憑依?)ネタ。

最後は流石に面白いネタでした。というか今回全ネタの中で白眉でした。松ちゃんイジりネタでもあるんですが、喋り自体・ボキャブラリー自体が面白かった。特に浜田さんとのくだりは最高でした。「浜ちゃんの横、落ち着く~」「心の奥の奥で繋がってる」「一緒の墓に入りたいと思ってる」と最高の流れ。松ちゃんも恥ずかしそうに「そんな事ないわ」の力無いツッコミも面白かった。頂点は孤独だなみたいなくだりも最強の魔王の厨ニ病的なセリフっぽくて面白い。終始最初から最後までネタとしてのクオリティが高くて素晴らしかった。流石トリに持ってくるだけはある。

あと余談ですが今回もホワイトボードの企画案が色々と実現してほしかったり、面白そうなのがありましたし…我が田中もありましたね。

まとめと次回

最終的に43000円獲得で、19位タイでした。最近の挑戦者だとチョコプラ長田さんよりちょい上。まぁこの順位も昔は周りにいる人の数が違っていたり、色々あるんで、面白さイコール順位がそのまま正しいという感じでもありません。そんないったら磯俣マネージャーなんか絶対10以内は確実な程面白かったですしね。

結果的に大滑りってわけじゃないですが、面白いネタは面白いですが面白くないネタはとことん面白くない的な上がり下がりが大きい感じでした。安定感は無いけど、時々ホームランも打つみたいな。4~6のネタがもうちょい良かったらって感じでしたね。残念。

あとやっぱり緊張してたような感じは伝わってきました。つっても七変化の挑戦者は往々にして緊張してますけどね。ちなみに私の記憶で過去の七変化挑戦者の中で一番緊張してたのは千鳥大悟さんじゃないかな?って思います。

なんとなくこんな感じになるんじゃないかな~とは予想はしてたんですけどね。野田さんのピンネタとかは私そこまで面白いと思わないんで。漫才は面白いですけどね。それとひな壇とかのフリートークでも時々大滑りしてる時あるので…。なのでもしかしたら、すごい大滑り系のネタもあるんじゃねーかなってなんとなく思ってて案の定って感じでした。ほんといいネタと悪いネタの差が激しい。

で、次回予告は無かったですね。稀にこのパターンあります。なんだろね…。そろそろ新規単体な企画かもしくはききシリーズとかやってみたかってんシリーズとか見たいかなぁ…って気持ちもあります。

ではまた次回~

以上。

ガキの使い記事一覧はこちら
http://www.revolve-gear.com/blog/archives/196
ガキの使いの名セリフ・名言・迷言をつぶやき続けるツイッターbotはこちら>http://twitter.com/GAKIbot

関連記事: