10月 03

はい。キングオブコント2021の個人的感想です。

去年の感想は

キングオブコント2020 感想

でした。

はい。

審査員について

で、まず最初に書かなきゃならんのは今年は審査員が松っちゃん以外が全員替わったという事ですよね。

審査員新メンバーはほぼ想像通り。山内さんが若干びっくりしたけど、でも山内さんもかなり事前予想で出てましたし。ただ一番現役(KOCに)に近い枠って感じですかね。数年前はまだ挑戦者だったことを考えれば早いような気もしますけど、去年今年ぐらいのかまいたちの勢いは芸人界イチなのは間違いないでしょう。かつての売れ始めた時の千鳥のような勢いありますもんね。youtubeとかでもキングオブコントの解説件評価みたいのもやってましたし。うん。

それは置いといて、やっぱりウッチャンは無かったですね。これも99%無理って分かってました。けど、心のどこかで0%では無いみたいな期待があったんですけど、まぁ…予想通りですね。ウッチャンはこういう審査員的な事しないタイプだと思ってたんで。

そもそも審査員の変更についてですが、確かに以前から言われてたのはコンビどっちもはどうなんだって話ですよね。さまぁ~ずとバナナマンですのでレベルは経歴知名度影響力などは十分なんですが、やっぱりコンビって当たり前ですけど好みが似てるわけで、好きな傾向も似てるんで審査が偏るんですよね。ですので、正直さまぁ~ずから1人、バナナマンから一人残すのも案として絶対あったとは思うし(もし残すなら大竹さんと設楽さんかな)、それもアリだと思うんですが、それはそれでどうなんだって話で…。で結局全面リニューアルという事になったと思うんですよね。あくまで予想ですが。

でも結果的に松本、飯塚、小峠、秋山、山内という面々だったわけです。結果的に(?)安定感のあるメンバーだと思います。文句を言う人は少ないんじゃないですかね。

審査員に関してはとりあえず以上で感想を。

感想

まず大前提的な話から。

去年のKOCのレベルは正直全体的にちょっと低かったんですよ。コロナ禍という事も影響あって(去年の方がみんなコロナを恐れていたし対応も厳しかった)。

なので今年もまだコロナ禍ではあるんですが、国民全体が「コロナのある生活」に慣れてきたわけで(良い意味でも悪い意味でも)、そういう部分も多少影響ある気がしました。

でも予選の段階でジャンポケさんがコロナ感染でリタイアするという悲しい事もありましたし、影響はもちろんあるんですけど。

で、そんな中での開催だったわけで。どうなるかと思ってたんですが、今年は去年の反動なのかレベル高かったです。全体的に面白くて。

今年から即席コンビもOKとなり(よくわからないですけど、M-1でのおいでやすこがさんとかの活躍の影響も少なからずあるんですかね)、エントリー数も増えました。そりゃ参加数が増えれば、母数が増えれば、それだけ競争が激しくなり、最終的に残れるコントのレベルも上がるのが当然です。それが今年のレベルの高さに繋がったという事ですね。

そして、今年の決勝組は

蛙亭
ジェラードン
男性ブランコ
うるとらブギーズ
ニッポンの社長
そいつどいつ
ニューヨーク
ザ・マミィ
空気階段
マヂカルラブリー

この決勝組の面々が揃った時は実力派が揃ったなって印象でした。ほとんど知ってましたし。

蛙亭

面白かったですね。設定も斬新な感じで、ストーリー性もあって、展開としてはそこまで意外性は無かったですけど、そもそもの舞台設定が斬新なので十分だと思うし。掴みも良かったし、トップバッターは非常に難しい中アレだけ堂々といいネタをかませたのは凄いと思う。強いて言うならやはり少し意外性を生む展開とかあってさらに爆笑ポイントがあったらもっと凄かったかもしれない。あとホムンクルスにもっとギャップあるくせ強いキャラ性を加えてればもっと素晴らしかったかも。だけど正直コレと言って大きな駄目ポイントの無い、安定感ある面白いネタだったと思います。

ジェラードン

面白かったです。青春学園モノみたいな設定は定番で、気持ち悪いやつがキラキラ・ラブコメ風キャラみたいギャップ狙いの面白さってのはそこまで斬新さは無いんですけど、それがあまり余る、キャラの濃さがあって、素晴らしかったですね。 ツッコミは飯塚さんみたいな雰囲気を少し感じたかな。でもすごく上手でした。やっぱりコントはキャラの濃さがあればストーリーとか設定を超えて面白さを出すっていう良い手本となるネタだったと思います。すごく良かったです。

男性ブランコ
初見だったんですけど、ファンになりました。なんか好きでしたね。雰囲気というか。空気感というか。まず清楚そうな女性が来たなと思わせて、酒ヤケした新世界のおっちゃんみたいなゴリゴリの関西人が出てきた掴みはすごく良かった。ある意味ジェラードンも「見た目と中身のギャップ」での面白さの笑いでしたが、男性ブランコもある意味でそういうギャップのあるキャラの面白さ、途中挟むモノローグの転換が良い味出してました。ジェラードンより面白いというか良いなって思ったのは設定があまり無い設定であったり、モノローグシーンが有ることの緩急とか細かい部分で少し上な感じですね。それと男性側のキャラもモノローグで「なんだこいつ!見た目と違って気持ち悪い」みたいなテンプレなツッコミというか展開じゃなくて、なぜか男性側も高感度がMAXな感じが意外性あってよかった。

うるとらブギーズ
初出場からもうファンで頑張ってほしいと思ってたんですが、去年のネタが正直イマイチだったんで、今年は頑張ってほしいと思って、実際見て、すごく面白かったです。モーガン・フリーマンのくだりとかめっちゃ好きでした。設定はそこまで斬新とかではないですけど、全然悪くないし。館内放送も頑張って笑いを堪えてするみたいな声の震えみたいなものもちゃんと表現しててよかったし。でもやはり展開に意外性とかが無かったのが少しのっぺりしてたかな。面白かったけど、最終に残った組に比べれば少し地味で爆発性とか勢いとかは無かったかなと思ってしまいますね。設定上ツッコミとボケとかじゃなくて状況笑いみたいな感じなのも少し地味な事に繋がってたのかも

ニッポンの社長
これまた面白かった。ただやっぱり掴みというか最初のひと笑いまで間が長すぎた。最初どういう部分で笑いとるんだ?って心配になりましたし。もちろんその前フリの長さゆえの最初の笑いのインパクトもあるんですけど。でもそこから「ああなるほどこういうパターンか」って分かってからは面白かった。オチも悪くなかったし。ボールが当たってる部分がボールは見えないのに見えてしまうのも凄いと思いました。パントマイムの領域ですよね。あと隣の打席でもなぜかボールに当たるおっちゃんってのも意外性もあってよかったし。やっぱ最初のひと笑いまでが長いのだけ気になりました。松ちゃんも言ってましたけどテンポが少し緩かったかなと。でも十分面白かった。おっちゃんがボケ役ではあるんですけど、野球部男子の方のツッコミも特徴が薄かったかな。

そいつどいつ
設定とか雰囲気・展開はありがちなんですけど、会話での面白さとかちょっとホラー要素を入れてくる感じが良かったですね。最後の首が浮くような派手な演出も良かったです。あと溢れたワインを拭くあの貞子的なアクションも凄い好きでした。包丁研ぐくだりも好きでした。最後も「ホントにホラーだった」では無くて、いわゆるドッキリでしたってオチも「うわ怖ぁ~」ってゾッとするようなオチじゃなくてよかった。でもやっぱりストーリーの意外性や爆発性は少し弱かったかなと。

ニューヨーク
どうしても去年と比べてしまいますが、うーん…。いかにもニューヨークらしいコントなんですけど、確かに松ちゃんも言ってましたけど、ちょっと漫才寄りだったかもしれない。まぁ別に漫才コントみたいなのはサンドウィッチマンのような前例もあるし、全然いいですけど、展開も設定も地味ですかね。キャラも濃そうで濃くない…みたいな。「おっけいですっ!」の感じとか結構好きではあるんですけど。普通に漫才的な「ボケてツッコミ」「ボケてツッコミ」みたいな感じが少し…気になりました。映像と音楽全然違う!みたいなくだりは好きでした。でもやっぱりなんかこう…普通というか普通に面白いんだけど、普通の枠をはみ出さないというか。もっと意外性や狂気とかキャラの濃さとかそういう部分が足らなかったかな。いや悪くはないんだけど。あと余談ですが、採点後のトークがイマイチ気に入らなかった。半分ボケで言ってるけど、半分マジで言ってる感じがあって…。せめて片方が言って片方が突っ込めはボケとツッコミで成立するけど、コンビ揃って言うのはちょっと…。しょうがないから浜田さんがつっこんでましたけど、本来は相方が突っ込まないと。

ザ・マミィ
良かったですね。設定とかもなかなかありそうで無いし、いかにもボケっぽいキャラの濃いおっちゃんがむしろツッコミ役って感じなのも良い。だけど、でもボケも濃いからそれだけでも、面白さがあるし、ちょっとハートフルな感じもあって良いし。最後いきなりミュージカル風の展開も意外性があって良い。転換があることで起承転結も上手くいってる。ミュージカル自体をネタの主題にする笑いの主軸にするってのは他にもあるけど、あくまでオチへの転換に使うっていうワンポイントで使うってのが丁度いい。余談ですけど、ザ・マミィさんってまだ結成4年って意外でした。今回最年少ってもの。もうアメトークとかゴッドタンとか出てるし、もっとキャリアあるのかと思ってた。

空気階段
元々優勝候補だったと思います。そしてこの1つ目のネタはホント素晴らしかったな。個人的にチョコプラの誘拐ネタ(?)に迫るぐらい好きでした。近年のキングオブコントで一番好きなネタに迫るぐらいの面白さ(あくまで自分の中で)って印象。登場人物二人がボケツッコミとかの形じゃなくて、Wボケみたいな感じなのもなかなか無いし、意外性もたくさんあって、場面転換もあって、ストーリーも壮大。ほんと「まだ続くのか!」みたいなぐらい転換していくのが凄かった。SMクラブに行ってる二人が消防士と警官って設定も良いし、それ故のボケというか本来緊張感ある場面設定なのに、あんな二人というギャップも良い。ある意味でこれも緊張と緩和の一種なのかなぁ。途中のパンスト引っ張るくだりも良いし。空気階段のネタってもぐらさんの濃いキャラと中心にするネタってイメージなので、このネタはそういうわけでもなく、逆に空気階段らしくないのが良かったのかもしれないですね。勢いも意外性もストーリー展開も設定も、オチへの持っていき方もすべてにおいて良くて、言うことなしなネタですね。凄いいいネタばかりの中でさらにミルクボーイが出てきた時みたいな空気感ありましたね。「あ、優勝じゃねコレ?」みたいな。

マヂカルラブリー

ネタとしては絶対面白いんだけど、やっぱりM-1の優勝ネタと被るアクション性があるのもおそらく見てた全員が気になる所だったと思う。どうしても思ってしまうよねアレは。そういうの抜きにすればめちゃくちゃ面白いんだけど…。あとこっくりさんに完全になって、指先だけで演技するのが凄いな面白いなって感じでそこまでは良かったんですけど、そこから最後尻すぼみな感じになる感じでネタが終わるのもちょっと残念。設定とかはそこまで斬新性は無いかな。ストーリー展開も意外性は無かったな。面白かったけど…。M-1の電車ネタが無ければまた全然違う印象だったかもしれない。でもどっちにせよ。最後まで残る程の爆発性は無かったかもしれない。

はい。で決勝1stステージ結果は1位空気階段、2位ザ・マミィ、3位男性ブランコ、以下略。

でファイナルステージですが、どのコンビも1stステージよりもネタは弱かったです。やはり1stの方が強いネタを持ってくるのは定石ですからね。つってもどのコンビも明らかに落ちるネタも無かったですけどね。過去のロッチとかチョコプラみたいな感じは今年は無かったです。

正直蛙亭、ジェラードン、ニッポンの社長辺りは去年なら最終に十分残れるぐらいの面白さあったと思うんですけど、今年はレベルが高かったですからしょうがないですね。

まず男性ブランコ、良かったです。最初のネタのキャラ性と全く違うキャラで、こういう方向も出来るのかって幅の広さに驚きました。途中の「実は昔の友達だった」みたいな意外性も良かったですし、キャラの濃さも良かった。唯一爆発性みたいなものや緩急とかまでは無かった。でも安定感ある良いネタでした。去年だったら1つ目のネタも含めたら優勝レベルだとは思います。

ザ・マミィは1つ目のネタが良すぎてそれに比べちゃうとかなり落ちますね。「なんちゃって~」みたいな空気感がちょっとイマイチ。1stのネタのような意外性のある展開も無かったし。ほぼ全部「ドラマぁ~」に持っていくのがなぁ…。もしこれが1stだったらファイナリストには絶対残れてませんもんね。設定も上司(社長)と部下とかも普通だし。1st素晴らしかっただけに、こっちは明らかに落ちるのでそれが残念でした。

最後は空気階段。ファイナルのネタは空気階段らしいネタですね。如何にも空気階段。もぐらさんの濃いキャラで、ぐいっと持っていく感じ。でもやっぱりめちゃくちゃキャラが濃いんで、面白いんで、十分ですね。設定も斬新というかクセ強いんで印象にも残りやすい。話の展開ももぐらさんがずっとキャラに乗った奇怪なキャラと思わせて、普通の人っぽい素の所が出てくる感じとがコンセプト喫茶の設定と合っててよかったです。ちゃんと王道のボケとツッコミのスタイルってのも空気階段の一番十八番の設定でしょう。多分。流石に1stのような勢いとか爆発性は無いものの、ファイナル3ネタの中でもやはり一番かな。これは優勝は文句なしだったのではないでしょうか。誰もが1stファイナル含め「優勝」と思う…そんな2ネタでした。

はい。そして優勝はもちろん空気階段でした。優勝候補が優勝したって感じですね。でも逆に笑い飯とか和牛みたいな感じよりか(笑い飯は最終的にタイトル取りましたが)、やっぱりここで空気階段は優勝すべきだったとさえ思えます。

審査員もよかったですし、審査自体も良かったと思うし、大会自体のレベルも高くて、どのネタも面白くて言うことなしでした。良かったですよねKOC2021。うん。賞レースは毎年M-1がダントツで面白かったんですが、今回は肉迫するんじゃってぐらい面白かったと思う。全体的なレベルの高さは番組そのものの面白さでもありますからね。来年もこのぐらいのクオリティを期待したいところです。

男性ブランコは初見でしたが、好きになりましたし、いつか優勝してほしい。1stで3位以下だった組も面白かったですからね。来年以降も期待に繋がる…そんな良い大会でした。おそらくTVで見ていたライバル達も、今回のレベルの高いネタを見て「負けてられねぇ」って奮起すると思いますし。

みなさんはどう感じましたかね。コメントもお待ちしております。

はい。

あ、あと年末のM-1も期待ですね。なんせ笑ってはいけない無いからM-1には頑張ってもらわないと。

ではまた。

以上。

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6 Responses to “キングオブコント2021 感想”

  1. 匿名 より:

    審査員やはり過去の歴代王者からの推薦でした。山内さん、小峠さん、秋山さん、飯塚さんと自分が予想した通りに出ましたね。

    あ、それからお笑いの日の一部のプログラムにダウンタウン、今田耕司が並んでいるのに思わずごっつや!って言っちゃいましたwww

    • ブログ主 より:

      匿名様

      コメントありがとうございます。

      >過去の歴代王者からの推薦でした~
      審査員はほぼ事前予想通りって感じでそこまでサプライズが無いのは少し残念感ありましたが、その分安定感あるメンバーが揃った感じします。

      >思わずごっつや!~
      まぁ東野さんとか板尾さんとかYOUさんとかその辺も一緒になら尚良いのにって贅沢言いたくなっちゃいます。一夜限りSP番組とかでいいから復活してくれないかなぁとか思いますね。

  2. 山ちゃんやめへんで! より:

    今年はレベル高かったですね…。
    空気階段は比較的2本とも安定してたので良かったですね。

    それと、お笑いの日の冒頭のダウンタウン2人だけのトークは相変わらずの面白さでしたね…。
    最近はコロナもあってか、ガキでも2ショットトークをやってなかったので懐かしさを感じちゃいました。

    • ブログ主 より:

      山ちゃんやめへんで!様

      コメントありがとうございます。

      >今年はレベル高かったですね~
      少なくとも去年よりかは大分レベル高かったと思います。平均的なレベルが高いって感じでした。

      >空気階段は~
      安定感ありましたね。2つ目はいつもの空気階段って感じのネタでしたが1つ目はこれまでに無いタイプのネタで、新鮮でそれでいて面白いネタだったので「力あるなぁ」「層厚いなぁ」って感じました。

      >ダウンタウン2人だけのトークは~
      あーそんなのあったんですが、お笑いの日はKOCしか見ませんでした。見たい気もしたんですけど…。見る時間無ぇなって諦めました。その部分だけでも見たかったなぁ。

  3. 匿名 より:

    蛙亭がトップバッターじゃない世界線も見てみたかったです。

    • ブログ主 より:

      匿名様

      コメントありがとうございます。

      トップバッターの問題は賞レースではいつも付き纏いますね。そこだけはどうにもならんのが歯がゆい所です。蛙亭も面白かったんで順番が変わればまた順位は少し違っていた可能性はありますね。まぁそれはあくまでタラレバで、しょうがないですよね。空気階段がトップバッターだった世界線もどうなってたかとかね。

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