1月 27

これはデザイン関連の仕事してる人みんなが
感じていることだと思いますが、
デザインをしていると絶対に
ブサイクでかっこわるいデザインを
求められる事がある。

もちろんかっこいい、良いデザイン自体の定義が
曖昧だし、個人の好みも大きく作用しますが
明らかにショボイものが選ばれる事がある。

裏を返せば“良いデザイン”
イコール
“売れるデザイン”
“評価の高いデザイン”
では無い事も意味している。

見た目ショボイけど目を引くとか
見た目バランス悪いけど大衆受けするとか
明らかにおかしな配色なのに集客率が良かったりとか..

デザイン的観点から見れば良いデザインも、
クライアントや一般の人達にはそのまま良いとは
限らないわけです。

そうなるとデザイナーは辛いわけですよ。

敢えて明らかにショボイデザインを
させられることになるのですから。

例えばの話
あるポスターの案件で、
出来上がったデザインを
クライアントに見せたら
「もっと大げさに赤とか使って、文字もでかくしてよ~」
とか言われたとする。
でも明らかにそんなことしたら
デザインはイマイチになる事は必至。
でもクライアントには逆らえない(基本は)ので、
言われた通り敢えてしょぼいデザインに
改悪しなければならないわけだ。

しかもそのデザインは
大なり小なり世の中に出てしまう。

つらいですよ。
いたたまれない気持ちになります。

でもクライアントあっての
デザイナーですから
どうしようもないですよね。

もしそれが嫌なら
クライアントを説き伏せる程
説得してみるとかね。
まぁヘタレな自分には
なかなかできませんが。

でもデザインする時はできるだけ
クライアントがぐぅの音も出ないぐらいの
デザインにしようと心がけてはいますがね。

世の中うまくいきませんね。

というかですね、
クライアントと直接話せるならまだ良い。

自分など会社に所属してると
デザインの依頼は
“営業”の人を介して話が来るわけですよ。

そうすると営業さんはデザインの事は
全然わからないわけですよ。
だからデザイナーに対しておかしな指示を
出してきます。
つまりデザインの良さ云々では無くて
“いかにクライアントが喜ぶか”しか
頭に無いんですね。基本的に。
だから異様に社名をデカくしろとか
商品名をもっと強調しろとか
デザインが変になろうがおかまいなしに
要求してきます。

そうなってくると
クライアントが本当に求めている
デザインかさえも疑問になってくる。

だから世に出てるデザインを見て
このデザインショボイなぁ~と思っても、
そのショボさの原因は、
デザイナーではなく
クライアントや
世の中の流れ(流行とか)や
とんちんかんな上司や
営業の人なんかが
させたことかもしれませんので
ゆるしてください。

自分含めて。

以上。


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