2月 09

<2011/1/31追記>この記事のずっと後に書いた「おゆまるとレジンによる複製」をおススメします。ぜひご覧ください。>http://www.revolve-gear.com/blog/archives/2208

前回までの記事で実際に複製作業を行う為の
準備について書きました。

まぁ大半がどうでもいい経緯でしたが..

さて本題。前回までに準備したものを使って実際に複製できるのか実験してみる。

まずなにを複製してみるか?

原型選び。

実際に今早急に複製しなきゃいけないものは無いので、

1、適度な大きさ
2、モールドが細かい
3、片面のみ

こんな条件があれば実験には十分だ。

それで色々ジャンクパーツとか見てもちょうどいいのが意外に見つからない。

考えた末クレーテ付属の整備士のおっさんのボディパーツ (前)に決定。

上記の条件がすべて当てはまる。

こんなおっさんのボディは複製しても使わないとは思うが、あくまで実験ですからね。

よし始めるぞ。

まずおゆまるを暖めるのにお湯を湧かす。

すぐぼこぼこしてくるのでお湯は準備完了。

おゆまる(ピンク2個)をお湯に投入。

ちょっとしてピンセットでつつくとふむなるほど、やわらかい。

あんなに固かった物が餅みたいな柔らかさに。

ピンセットで取り出す。

恐がりなんでゴム手を使って触ってみる。

いい感じだ。

原型を押し付ける。


ここで一瞬疑問。どこまで押し付ければいいんだ?

今回は片面だけなので原型をどこまでめり込ませばいいかよくわからん。

でもまぁいいか。適当に。

こんな感じ↓

押し付けたら水に投入。

すぐに大丈夫だろうけど一応5分ぐらい置いておく。

水から引き上げる。

触ってみる。

うん。予想通り最初の固さを取り戻している。

でも結構包むように押し付けたので原型取り出すのが結構大変。

まぁんでも無理矢理原型を
取り出すと…

なかなかいいんじゃない?透明がかってるから見えにくいが細かいモールドもしっかりあるように見える。

よし型取りできた!

次はポリパテを詰める作業だ。

初めて使うぞポリパテ!頼むぞ!モリモリ!(そういえばreeさんがこれの名付け親に会って話したっていってましたな)

ペーパーパレットを用意。いざ出すぞ!….

いやまてよ..使い方を見ると”出した量の2%の硬化剤を使え”とあるぞ。

???????

どんぐらいだ?めちゃ少なくない?2%。

でも嘘ついてるわけないよな。そんなんでほんとにかっちかちになるのだろうか…

まぁ少し多めぐらいに主剤出してその目分量2%ぐらい(?)の硬化剤を混ぜる。

すぐに硬化してくると悪いので早めに型取りしたおゆまるに満遍なくポリパテを詰める。

一時間程放置。

見てみる。

ん?ほんとはかなり硬化しても良い頃のはずだがシンナーの影響かあまり固まってない。

その後も3時間近く放置。

見てみるとまぁまぁ固まってるように感じる。

取り出してみるか…

取り出してみると、、、

足が見事粉砕!

あぁ..

まぁ完全に硬化してないのわかってて取り出したしね。

実験テストだし問題なし。

気になるモールドやカタチは再現されているのか?

比べてみる…

おおおお!

良いじゃん!ちょっと気泡があるけどね。これはべつにどうとでもなるっしょ。

これは大成功といえるのでは?

一日経って硬化具合を見る。ウワサ通りファンド以上エポパテ未満ぐらいの固さかな?

もっとケチらずにポリパテをいっぱい使えばもっといいものができるはずだ。

実験結果。
1、おゆまるの複製は巷のウワサ通り使えるテクニック。
2、コストパフォーマンスもなかなか良い!

注意すべき点は
3、ポリパテは多めに入れるべき。
4、完全硬化するまで待つべし。(時と場合によるかもしんない)


5、おゆまるを多く使えば比較的大きな物にも適用可能っぽい。
6、片面以外の複製(たいやき式とか)も多分イケる。

ってことが今回の実験で分かりました。

あとは数をこなせばどんどんよくなるのでは?今後ずっと使えそうな良いスキルを身につけた気がする。

ぜひみなさんもお試しあれ。

また実践したときには報告します。

アドバイス&感想もお待ちしております。

ちなみに準備篇はこちら

以上。

<2011/1/31追記>上記の記事のずっと後に書いた「おゆまるとレジンによる複製」をおススメします。ぜひご覧ください。>http://www.revolve-gear.com/blog/archives/2208

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2月 05

“おゆまる複製”について、まぁ今更「知ってるよ!」という声もあるでしょうが書きます。

まず経緯から。(前置き長いので読み飛ばし可)

予々模型(プラモ)の複製という事がしたかった。もし今後スクラッチして自作したパーツとかも左右対称にしたいがどうしても手で作るんじゃ完全シンメトリーは無理でしょう。不器用だし。だからパーツ等を”複製する”という事が出来るか否か…

それでまず完全素人の自分はまず情報収集。(毎度の事ですが)

WFに参加しているディーラーさんレベルになるとガレキの大量複製は”業者抜き”なる専門業者に委託するらしいですね。当たり前だが値段はべらぼうに高い。素人の自分にはとてもじゃないが不可能。あたりまえだ。

これは置いといて..

もちろん他にもあって個人で作ってでガレキ販売するレベルつまり上記の次のレベルになると、油粘土なんかとシリコン(レジン)での流し込みでの複製。これもかなり大掛かりで、”個人複製でマジでWF参加します!””30以上複製しまっせ!”みたいなレベルかと思います。なんとなくの解釈ですが…とにかくやり方を紹介しているサイトは幾つかありますが敷居はかなり高そう…そういう印象を受けました。金もかなりかかりそう。

じゃあもう無理かな..と思っていた所、”おゆまるで簡単複製!”的な記事を見つけました。

見てみるとダイソーなんかでも売っている”おゆまる”なるもので素人でも簡単に型取りできて、パテなんかで1、2個単位で複製できるという。

お湯にくぐらせると柔らかくなって温かいうちに原型を押し付けて冷やすとそれだけで”型”が完成する。これだ!!

おゆまるはそれ自体も安いらしい。記事をいくつかのサイト(たくさんあります)で見てみると幾つか分かってきた。

1、複製の精度はあまり高くない。
2、大量複製は無理(2回ぐらいが限度)
3、他の複製より簡単。
4、何度でもやり直せる。

などなど。

これなら複製も安く簡単に出来そう。ビンボー&ものぐさ&不器用モデラーの自分にはこれしかないと確信。

まず準備しなきゃいけないものを買ってくる。

1、おゆまる

これはまず近所の100均で2個買った。つまりおゆまる片4個分。それと画材屋でも8個入りを購入315円だったかな?あきらかに100均より安い。これでテスト複製するならおゆまる片が12個あるから十分だろう。

2、パテ
これはまずなんのパテにするかですが総合的に判断して”ポリパテ”がいいかなと。理由はまずサイトを見る限りエポパテでやると細部に行きわたらないこともあるらしく、流動性の高いポリパテがが向いているかなと。実際ポリパテを使ってる率の方が高い気がします。なので模型屋で一番目にする「パテ革命もりもり」で行こう。

なので一番量の少ない40gを購入。もちろんポリパテは初めてです。

メインの二つは揃いました。でも細かく他にも用意します。

3、お湯
まずお湯をどうするかですが、電磁調理器を用意。鍋も用意(これ専用の鍋も購入した方が楽、100均のでいいし)

これらは私の場合なんで、お湯さえ用意できればなんでもいい。

4、ピンセット
熱いおゆまるを取り出すのに使う。別に割り箸でも菜箸でも何でもいい。

5、ペーパーパレット
元々色塗りに使うが、ポリパテを混合する時にも使う。

6,ゴム手
おゆまる熱いからね。

7、ヘラ的なもの(スパチュラっぽいものとか)
ポリパテを詰めたりする。

うん。こんなもんでしょ。

これで準備万端!!

さぁテスト複製はじめるぞ!!

…続く。
続きはこちら「実践篇」

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