5月 06

本当「今頃」で申し訳ないんですけど、「ハチミツとクローバー」の感想をば…

3月ぐらいからオヤシラズとか虫歯治療とか歯石取りとかで歯医者に通ってて、その通っている歯医者の待合室にハチクロが置いてあったんですよ。

前からドラマや映画になったり、漫画も非常に評価が高い漫画ということで読もう読もうとは思ってはいたものの、一応少女漫画の類ということもあり、なかなか手が出せずにいたんですが、その歯医者でちょっと読んで「おもしろいな」って思って、全巻買いまして、全部読みました。

その感想を。

非常に考えさせられる漫画でした。恋愛模様は自分的には主題では無くて、自分的な一番の主題は「美大生達の苦悩と旅立ち」です。只基本的に出てくるレギュラーメンバー(特にはぐ、森田)はみんな優秀な学生で、前途はかなり明るい雰囲気で描かれていますが。(竹本はけっこう暗いかな)

私も美大生というかデザインの大学出身だったので、かなりシンクロする部分があって、いろいろと胸に刺さりました。
私も大学は基本的にあの漫画で描かれているような雰囲気の中で生活していました。
もちろん違う部分も多々ありますけど。

それぞれのメンバーが抱いた気持ちの描写はとてもリアルで、本当にいろんな意味でシンクロしてしまいました。それぞれのエピソードも秀逸で、「漫画っぽないぁ」と思わせる部分もあるんですが、そうではないリアルな部分もたくさんあってとてもよかった。

特によかったのは森田の兄貴、親父のエピソードですね。
あの部分はもはや外伝や読み切りに近いですよね。本筋の中の「なぜ森田はお金に執着するのか?」という部分の答え的な部分でもあるっちゃあるんですけど。でもこのエピソードはよかったな。これ単品でも全然一つの話として読めますね。

普通の人はあのいかにも少女漫画的(?)な三角関係的な部分が一番グッとくるところだと思うんですけど、ああいうのは切ないですよね。見ててちょっと可哀想になってくる。いろんな意味で。山田さんなんかけなげで悲しいキャラクターですよね。
ハチクロは一応竹本とはぐみが主人公だと思うんですけど、それぞれが主人公とも言えますよね。みんな均等な感じで出演していましたし。

ドラマや映画は見てませんが、アニメは少し見ました。かなりクオリティ高いと感じました。
変に脚色してないし。特にOPのコマ撮りアニメがお気に入り。本編じゃないけど。

でも漫画は「何回も読み返したくなるか?」と言われるとそうではないんですよね。個人的に。
かなり気持ちがシンクロしちゃって、自分の場合気持ちが入り過ぎて、ちょっとブルーになっちゃいましてね。まぁ逆に言えばそれほど気持ちが入りやすい漫画ではあるんですけど。

良い漫画って”コミカル”と”シリアス”が絶妙なバランスではいっていますよね。
全部が全部ではないですけど。この「ハチミツとクローバー」はそれがかなりバランス良くてその辺も好感が持てました。

うん。良い漫画だ。
読んでない方は是非一度読んでみてください。

同作者の連載中の「3月のライオン」も
読んでみようかなぁと思う今日この頃です。

以上。

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12月 07

最近出た漫画まとめて感想のべますよ!

まずよつばとからにしますか

以前に“現在連載している漫画”で
一番面白い
という記事を書いた
よつばとの最新巻が発売され読んだが
相変わらず非常に面白くそしてかつ
幸せな気分にしてくれる。

よくコピーで強調しているが
「変わらない毎日」
これがテーマでもある漫画だ。

“変わらない毎日”というと
マイナスなイメージとして
捉えるひともいると思うが
私はこの”変わらない毎日”こそ
至上の幸せなのではないかと思う。

よつばとを読むと強くそれを思う。

変化を求めるか不変を求めるか

これは人の無意識にある”幸福感”を
どこに置いているかによるかもしれない。

難しい話で少し飛んでしまった。
話は戻るが
今回は一番の事件は”ジュラルミン”の登場だろうか?
さすがによつばも女の子だから人形を好むようで
ジュラルミンと出会い、とーちゃんに買ってもらってからは
いつもいっしょに行動していました。

今回おでかけ的なイベントは”気球”を見に行く
というイベントがありました。

そこでジュラルミンを気球から落としてしまって
そのジュラルミンが見事に立ったシーンが自分としては
一番のツボでした。面白かった。

次の巻が今から楽しみ。

次にワンピースですがこれは
ジャンプをほとんど立ち読みしてたんで
内容はしっていたんですが
なんといってもエースの父親の件ですよね。

今後海軍と白ヒゲ海賊団との全面戦争に
なるので今後はスペクタクルですね。

まぁワンピースは基本おもしろいですからね。
次も期待と。

んでのだめの最終巻なんですけど
非常に自分が嫌いなタイプの幕引きでした。

なんか中途半端で、結局その引っ張ったエピソード
ほとんど触れられないで終わり?みたいな。
最悪です。
めちゃ好きなんですよ
漫画としては
でもこの終わり方は納得できない。
よくこの手法はドラマで使われる手法なんですよね。
“その後を想像させる”かのように終わる感じ。
なんか人気無くて打ち切りになってむりやり
終わらせてるかのようで嫌いだ。

唐突すぎる。
もっと最後は納得のいく大団円で終わってほしかった。

千秋のヴィエラ先生との競演とかライジングスターとの
競演とかマルレとか親父とか
のだめも最終的にどうなったかとか
その他のキャラの行く末がどうなったかとか..
なんか尻切れとんぼだ。

めちゃ好きな漫画だっただけに残念だ。
時々自分が好んで読んでる漫画でも
幕引きがイマイチな漫画というものは
時折あるがこれは顕著な例だったな。

こういう終わり方が好きな人もいるんでしょうけどねぇ…

うーん
残念。

以上。


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10月 24

『ベルセルク』
No1ファンタジーの肩書きはダテじゃないです。

三浦建太郎の代表作。

もはや”漫画”というより
一つの
“芸術品”ですよね。

レベルが違う。

バガボンドもすごいですけど
この漫画はさらに一枚上手かもしれません。

特に最新巻の最後のエピソードは
もはや画集をみているかのような
感覚でした。

中学生ぐらいの時に読み始めましたが
未だに話は広がる一方で終わる雰囲気ゼロ。

なんせそのクオリティの高い画力故
細密に書いているせいか
一年に1冊出るか出ないかというぐらい
話が進まない。

未完で終わりそうな漫画その1ですね。
今三浦さんは何歳なんでしょうかねぇ。
おそらくあと20年は続けないと
終わらないんじゃないかな。
もっとかな?

漫画の内容は言わずもがなですよね。

リアル、ダーク系の究極ファンタジーですよ
ハリポタ、ロード・オブ・ザ・リング、
ドラクエ、FF等
いわゆる魔法、魔物等が出てくる話のジャンルを
ものすごいリアルに描いている話だ。

あらすじ等は割愛しますが
ものすごい壮大で荘厳で哲学的でもある
本当にすごいファンタジー漫画だ。

グロテスクなシーンやキャラ造形も
あるがそれが逆にリアリティを出しています。

どんな面から見ても非の打ち所が無い。

なんておもしろい漫画なんだろうと思いますね。

なっかなか新刊が出ない漫画ってその内に
熱が引いて新刊を買わなくなるということも
よくあるがこの漫画にいたっては一切無いですね。

新刊が出るのが楽しみで楽しみで仕方ない。

まぁなかなか出ないんですけど(笑

それでもいい!
とにかく書き続けてほしい。

この漫画が今後どうなっていくのか
非常に楽しみです。

頑張ってください!三浦先生!

私を含め多くのファンが応援してます!

以上。


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