12月 21

はじめに

M-1グランプリのイチ個人の感想です。

M-1の感想を書くと「クソ野郎が偉そうに評価すんな」的な事言われたりするんで、先に言っときますと、素人の独り言程度の感想ですんで、見当外れだと思っても、日本の田舎に住む一人の素人の戯言だなぐらいに思って流して頂けるとありがたいです。

ちなみに去年の感想

2019年 M-1グランプリ 感想

今年はコロナ禍で現場(劇場・舞台)での漫才が出来にくい・数がどうしたって少なかった状況だと思います。通常お客さんのリアクションを感じて、間と声のトーンやリズム含めてネタをブラッシュアップするわけで。

ネタをクオリティアップするのが難しかったでしょうね。

調べたらエントリー数は去年とほぼ同等だったようです。キングオブコントが少なかったのでM-1も今年は少ないんじゃないかなと思っていたのですが、そんなことはありませんでしたね。

先に大会全体のクオリティの話ですが、過去最高と言われた去年のレベルと比べるとほんの少し劣るかもしれませんが、いや全然面白かったです。流石M-1です。日本のお笑い賞レースで間違いなくNo1ですね。圧倒的です。

決勝に残ったコンビは今回は全員知ってました。だいたい2~3組初見のコンビが居るんですけどね。今回は知ってる顔だけでした。それだけ、残った面子も猛者揃いといえるかもしれません。

審査員について

審査員はまぁ…正直紳助さんや南原さんが居た頃が一番しっくりしてましたし、今の審査員は中堅・現役の人も適度に採用してて、悪くはないんですけど、やはり不満が全く無いかと言われると少し不満は残る。正直今田さんもMCより審査員でお願いしたいぐらいです。じゃあ東野さんは?って言われると東野さんは違う感ある。というか松本人志という御大が出てるわけでダウンタウンファミリーと呼ばれる人たちは無理かな(キム兄とかも)。まとめてその辺は松ちゃんが兼ねてる的な。

ちなみにさんまさんに大会側がオファーした事あるらしいですが、さんまさんは「俺が付けたら全員0点や!」って言って断ったらしいですが(まぁあくまでさんまさんなりの返しなんでしょうけどね。それにさんまさんは未だに負けん気半端なくて俺が世界一面白い男っていう信念がるような人ですから)、正直さんまさんクラス…。たけしさんタモリさんは無理でしょうし…。落語界隈枠では鶴瓶師匠がやってくれれば…。それも無理か…。志らくさんも悪くはないんですけど…。ちょっと違うんですよね。

鶴瓶師匠なら松竹ってのもバランス的に良いような気がしますし。あとはキングオブコントでも言ってますがウッチャンがなぁ…してくれれば…。それもまた無理ですね。特にM-1は…。南原さんでもいいんですけど。とんねるずも無理でしょうし、あとは……ヒロミさんは悪くないと思いますね。

ナイナイの二人も良いと思うっちゃ思うんですけどね。個人的にめちゃイケの終わる寸前にやったガチネタ披露の回でナイナイはホント目を疑う程酷くて、未だにそれのイメージでナイナイってネタに関して面白くない・分かってないみたいなイメージあるんですよね。普段は別に普通に面白いんですけど。

元々漫才をしていた・もしくは今も現役で漫才をしているって人で、東京・大阪のバランスや、事務所のバランスもあるし、審査員は難しい問題ですね。偏れないっていう。

それにしても巨人師匠はほんと毎回素晴らしい評価・コメントするなぁって思ってて、褒めポイントや指摘含めほんと素晴らしい。自分の中で松ちゃんの次に重要な審査員だなって思います。バランス感覚みたいなものも素晴らしいですし。

ネタ感想

それではそれぞれのネタについてサラッと。

1番手インディアンス(敗者復活組)

去年より良かったです。安定して外さないですよねこのコンビは。でも去年も書きましたが、スタイルがアンタッチャブルに近くて、ちょっと劣化版アンタッチャブルという感じに見えてしまうんすよね。ボケのスタイルが似ててもネタのクオリティめちゃくちゃ高いとか、ツッコミが全然違うスタイルならまた話が変わってきますが…いかんせんやはりアンタッチャブルの領域には全然届いてない。ネタとして普通に面白いんですけど、安定しすぎてて、もっとぶっ飛んだ部分とかシュールな展開とか…もう一癖二癖あると全然良くなると思うんですけど。

2番手東京ホテイソン
私は東京ホテイソンのスタイル好きです。ただ、今回のネタのあの独特のツッコミスタイルのワードもそうですし、ネタ自体も少し分かり難い内容だった。巨人師匠のコメントがそのまま私の気持ちです。何度も見たり、喋りのテロップがあればまた全然わかり易さがアップして笑えると思うんですけど、一瞬頭で理解しようとしないとネタがスッとは入って来ないんですよね。面白いんですけど、それがサッと伝わらないと意味がないんで。脳が空っぽの状態でボーッと見てても入って来ないくだりがいくつかあった。最後のオチ部分の間は最高でしたけどね(あの間は偶然長くなったらしいですが)、何度か見返すとまた違うんでしょうけどね。決勝組では最下位でしたけど、全然面白かったですよ。次また出る時は老若男女わかりやすいワードとわかりやすいネタでキャッチーに攻めると良いかな…と。

3番手ニューヨーク
軽犯罪・中犯罪をする男(ボケ)に対してツッコミを入れるという展開の漫才。去年の歌ネタより全然良かったです。というか去年のネタはイジられてもいましたけど、イマイチだったんで今回は王道のしゃべくり漫才で良かったんですけど…。ただ私の個人的な好みとしてなんか軽犯罪・中犯罪をする男っていう設定があまり好きじゃなかったです。なんか見ててイラっとする感じ。別に漫才のボケなんだしネタじゃんって言われるとほんとそのとおりなんですけどね。私もわかってはいるんですけど、聞いてて気持ちがいい感じしないです。審査員の評価は結構高かったですけど私だったら前2組と比べて明らかに良いみたいな感じにはならないでしょうね。つってもまぁニューヨークはもう実力は実証済みですし、もう普通にアメトーークでもリーダー席に居たりするんで、もう売れてるも同然ですから…。大丈夫でしょう。

4番手見取り図
流石優勝候補の一角という感じの間違いないしゃべくり漫才。去年よりもワードのチョイスをキャッチーでわかりやすくしたなぁって印象。元々見取り図のネタのワードチョイスって独特で、そこが良くもあり、悪くもあるんで諸刃の刃って感じで、好きな人、分かる人にはものすごい分かるし面白いけど、ニッチなワードチョイス(元ネタがわからないと意味がわからないネタも結構ある)が理解出来ないと「なんのこと?」ってなる場合がある。老若男女に幅広くウケるではなく一部の人に物凄くウケるみたいな感じ。…だったんだけど、そういう面を今回は逆に結構抑えめにして、幅広く分かる安定感あるネタに仕上げてきましたね。ほんと「勝ちに来た」って感じのネタというか。面白かったです。

5番手おいでやすこが
“おいでやすこが”としては初見。おいでやす小田さんとコガケンさんはもうR-1でも活躍されてますしね。私ももちろん既知なんですが、でもまさかこの二人がユニットを組んでるのは知りませんでした。スタイルは普段のあの小田さんのピーキーなツッコミを生かしてコガケンさんのあのいつもの歌ネタに合体させた感じですね。これは確かに相性抜群。コガケンさんのネタ元々凄い好きで、それにパワフルで激しい小田さんのツッコミが入って締りますね。素晴らしかった。ファーストラウンド1位通過も頷ける内容でした。小田さんは松本家でわーぎゃー言ってたの思い出すなぁ…(笑

6番手マヂカルラブリー
3年前のアレはでも上沼さんにイジらてもしょうがないクオリティでしたが、今年は3年前とは全然レベルの違う面白さでした。スタイル的には漫才らしい掛け合いはあまりないスタイルで、ツッコミがボケの状況説明とツッコミをいれていく感じですね。霜降りなんかもこういうスタイル。だから漫才=二人の話の掛け合いという考えの人には「正統派じゃない」とか「漫才じゃない」とか言われたりしますね。私は面白いし十分漫才だって思いますけど。今回のネタはとにかく初速というか掴みがよくて、コミカルな動きも加えたスタイルがこれも霜降りを思い出す感じ。しゃべくりだけを重視するタイプにはこれまた邪道って言われる感じですね。でも動きや表情も十分漫才における重要な要素の一つだと思ってるんで全然アレですけど。というかおもしろければ勝ちですよね。よっぽど逸脱してなければ。実際サンドウィッチマンだってコントと漫才の融合したスタイルでM-1獲ってますし。はい。とにかくネタとして普通に面白くて素晴らしかった。

7番手オズワルド
オズワルドは去年より面白かったと思います。ただこれ松ちゃんは「もっと今までのオズワルドみたいな一歩引いたトーンでやってほしかった」という評価で、巨人師匠は「もっと声荒げて良いんじゃないか」って評価で本人たちも「どっち?」みたいな感じになってましたけど、これも難しい問題ですね。松ちゃんの言い分もわかる。今こういう静かなツッコミスタイルというかおぎやはぎの流れを汲むような感じのコンビってなかなか居ないんで貴重でこういう部分を伸ばしてほしいって意見も分かるし、逆にもっとそういう部分を抑えてわかりやすい緩急をつけたほうが笑いになるって意見も分かるんですよ。私個人的な気持ち的には巨人師匠派というか…。静かな抑えた感じのツッコミと、激しめのツッコミをどっちも適度に切り替えながらやると良いのかなって思ったり。いや実際やったら器用貧乏のどっちつかずで面白くないって事になりそうだからわかりませんが、なんとなくそんな感じに思います。間や静けさを大事にする漫才にはM-1の時間は少し短いのよね。もっと長いとそういう間と静けさからの溜めて溜めてのツッコミとかが生きてくるんだけど…。こればっかりはルールもあるから難しいところ。でもほんとオズワルドも面白かったですよ。

8番手アキナ
事前の下馬評で一番評価が高かったアキナ。なんか事前にどっかのニュースサイトでも「アキナが優勝だ」みたいな予想記事とか見てたんで、凄い期待してたんですけど…それ故にハードルも上がってたのか残念感は否めなかった。「あれ?」って感じ。ちょっとコントっぽさの強い微妙な人間臭さを表現したネタで、好きな人は好きだと思う。でも人を選ぶかなぁと。私ももっとキャッチーなものを期待してた。なんかくすくすは出来るけど爆笑まで行かないみたいな感じ。審査員の評価も「そりゃそうだよな」って感じでした。

9番手錦鯉
もう最近売れて始めてる錦鯉さん。私はゴッドタンで見たのが最初のような…。でも山-1にも出てましたっけ?いや出てないか。なんか記憶は曖昧ですが長谷川さんのもう50近いみたいなインパクトが牽引した感じはありますよね錦鯉。今回のネタは少しトリッキーな感じの印象でした。少しトム・ブラウンを思い出すような、シュールな感じとか。そして錦鯉もマヂカルラブリーと近い、掛け合いがあまりなく、ひたすらボケるボケに対してツッコミを入れていくスタイルですね。特に長谷川さんのボケがですね。悪くないんですけどイマイチ ドカンって跳ねるくだりも無かったかな。面白かったし流石決勝残るだけあるなって感じではあったんですけどね。ツッコミが昔ながらの思いっきりのド付きツッコミで気持ちがいい感じは好きです。レーズンパン擦りというか天丼がそこまで上手く行ってなかった印象でそこは少し残念でした。

10番手ウエストランド
ウエストランドは井口さんの方がクズ芸人・腐り芸人として結構イメージ強いですね。ネタもちょっとそういう捻くれた感じが出てて悪くなかったです。というか個人的な事だけいえば凄い好きですね。ちょっと自虐というかネガティブな考えというか。私は自身がネガティブで天の邪鬼タイプなんで、内容「わかるなぁ」って感じも多くて。ワードが凄い好きでした。「可愛くて性格のいい子…居ないよっっ!」とか「悪口漫才師が好きな娘この世に居ないから!」とか「芸人は今まで何もなかったやつの復讐劇」「え?……復讐だよ!」とか、どれも好きなワードでした……が!やっぱり合間合間のツッコミで少しイマイチなというか無駄なというか、そういうツッコミがあって、そこがテンポ的にも内容的にも勢いを殺してる感じ。グラフでいうと上がってって少し下がって…また上がってって少し下がって…の繰り返しという感じで…。ほんとに良い漫才ってずっと下がることがなくどんどん加速してダレる事も変なくだりや間も無いんで。私は好きでしたが、やはり俯瞰して考えると審査員の点数も「そうですよね」って感じですね。

ファイナル

はい。そしてファイナリストは1位おいでやすこが、2位マヂカルラブリー、3位見取り図。

ファイナルはまとめて感想を。

正直最後票が割れたのもしょうがないかなって感じで、審査員も正直頭痛かったでしょうね。人の人生を変えるほどの力がありますからM-1には。責任もありますし、でもファイナルのネタはどれも良くて、明らかに1つ目のネタよりクオリティが下がったみたいなネタは無くて、どれも面白かった。ほんとどれも面白かった。びっくりした。正統派のこれぞ漫才という感じでありつつも自分の色も出していた見取り図、動きと設定の面白さで引っ張ったマヂカルラブリー、淡々と歌ネタボケに対してピーキーな激しいツッコミ出すおいでやすこが…どれも甲乙つけがたいレベルの内容。私もどれ選ぶ?ってなったら難しいなと思います。もうここまでくると好みかなぁ…。おいでやすこがかマヂカルラブリーで見取り図は自分の中でほんの少し落ちる感じで、なんだかんだで優勝したマヂカルラブリーかもなぁ…。あのコミカルな動きや設定は素晴らしかった。おいでやすこがは1つ目のネタをほぼそのまま踏襲してる感じでしたし…。去年のミルクボーイもそうですけど。そうなると…ッて感じで。

まとめ

M-1 2020面白かったですね。このコロナ禍でキングオブコントも少しクオリティが今年は低かった印象でしたが、M-1は全然そんなことなくて圧巻の面白さでした。ほんと昔に比べると平均クオリティはめっちゃ上がってますよね。そりゃ後出しジャンケン理論で、あとの方が研究もされて面白いものが出来るってのもわかるんですが、逆にパターンも様々なものが出来てきて、新しいものを作るのが難しいという側面もあるでしょうし。

でもマヂカルラブリー野田さんはR-1も獲ったわけで、アメトーークでもR-1獲ったのに全然売れない仕事来ないって嘆いてましたけど、さすがにM-1獲ったら来るでしょう。ただ村上さんってフリートークどうなんですかね。あんまり印象ないんですけどね…。きっかけだけは出来たんで、後はフリートークですね。結局強いきっかけがあっても、本人達が真に面白い人達じゃないと定着しないですからね。頑張ってほしいものです。

はい。というわけでM-1感想でした。みなさんはどう感じましたかね。

ではまた来年~

関連記事:

9月 29

キングオブコントのイチ個人の感想です。

こういう賞レースの感想を書くと「クソ野郎素人が偉そうに評価すんな」的な事言われたりするんで、先に言っときますと、素人の独り言程度の感想ですんで、見当外れだと思っても、日本の田舎に住む一人の素人の戯言だなぐらいに思って流して頂けるとありがたいです。

前置きはこれぐらいにして、感想書きます。というか、近年M-1は毎年感想書いてたんですけど、キングオブコント書いてなかったんですね。自分でも書いてるか書いてないかよく分かってないっていうね。

賞レース系だと、M-1、キングオブコント、R-1辺りは見てます。THE Wについては根本的に駄目な理由が私の中にあるので見てません。M-1の次に楽しみな賞レースですキングオブコント。

それともう審査員はしばらくずっと同じメンバーで下手な他の賞レースの審査員よりかはずっと信頼感あるんですけど、絶対ムリなホントの贅沢を言うなら内村さんが審査員に参加してほしいのは正直な所。志村さん亡き今おそらく今コント界での一番の頂点というかそういう存在であると思うし。あと鶴瓶さん居るなら鶴瓶さんも審査員で良いような気がしますが。どちからというとM-1の審査員の方がいいか……つっても鶴瓶さんはどっちもやらなそうだけど。

あと個人的には東京03の飯塚さんも審査員として参加してほしい。コントを死ぬほど愛してるし、実力もあるし、世間的な評価もあるし、若手芸人で東京03を目指してる人たちもめちゃくちゃ多いですし、評価される立場でも飯塚さんが評価してくれるなら…って人も多いでしょう。バナナマンが参加してるなら飯塚さんも参加して然るべきというレベルの適任だと思うんですけど……そう思いません?

さ、感想にいきましょう。

滝音

一番手、賞レースで一番不利といわれる一番手ですが、私はすごい好きな方向性の安定感あるネタだったと思います。松ちゃんも言ってましたが、最初の普通のラーメンをいっぱい食べてる客と思いきや大食い選手権だったっていう最初の大笑いポイントは間違いなく良くて、たしかにその後それ以上のハネポイントは無かったんですけどコンスタントに面白くて、私は好きでした。

GAG

キングオブコントの常連です。でも毎年ネタ見てますけど、面白いんだけど、なぜかもう一つ大笑いにならない…みたいな感じが毎年で、GAGで声出すほど笑った事無い気がする。毎回「あー面白いなぁ」とか「良い設定だなぁ」って思うんですけど、なんかね…もう1つ2つ…足りない感じなんですよね。今回もそんな感じでした。

ロングコートダディ

審査員の評価は前2組より1点上でしたが、個人的には一番下でした。もちろん僅かですけど。内容は少しこじんまりとしてる印象。もしかしたら何度も見るともっと評価上がるかもって感じはします。

空気階段

もう最近売れ始めてる空気階段。もぐらさんの方がよくやばいってピックアップされますが、実はシュッとしてる相方の水川かたまりさんも…下手したらこっちのほうがむしろやばいっていううね。去年のネタも嫌いじゃなかったです。今年のネタは少しとっちらかってる印象でした。シナリオというか話がなぁ……なんかまとまってない感じがしました。あと正直ツッコミのワードとか声とかが少し弱い気がするんですよね…。仮に同じ内容でも三村さんとか小峠さんだったらもっとメリハリある内容になりそうな気がします。審査員の評価はこれまでで最高でしたが、そこまで大きく良いという印象は無かったです。ほぼ4組目までどんぐりの背比べ的な感じしましたけどね。まぁ私が笑いをわかってない証拠かもですね。

ジャルジャル

常連ですね。さすがという感じでした。ジャルジャルって漫才もコントもトリッキーなネタが多いんですけど、今回は比較的コント然としてました。松ちゃんも言ってましたが、いつものジャルジャルよりかはわかりやすさを優先したってのは私も感じた印象でした。そしてジャルジャルらしいテンポ感のあるパターンルーティンがあって良かったです。ただパターンはあったんですけど大きなハズシとか途中のもう一ハネが欲しかったとは思います。でもまぁ前4組より安定感ある面白さで明らかに上だったのは間違いないと思います。

ザ・ギース

常連ですね。ハープが出来るのはゴッドタンで知ってたし、それがスタジオ>マジ歌LIVEとフィーチャーされてたんで、コントで楽器を使うのはギターはよくありますけどハープは無いですし、インパクトありますよね。そこを使ってきたかってのがまず第一印象。ハープの値段と弦の値段のくだりはイマイチでしたが、その後の音ネタは良かったです。オチへの展開は…うーん悪くはないけど良くもない感じ。でも安定感は感じました。

うるとらブギーズ

去年準優勝でしたが、どぶロックは歌ネタのトリッキーさが強いネタだったので、私の中ではコントらしいコントという意味では一番うるとらブギーズが良かったです。ただ今年のコントは去年を全く超えられなかったと思いますね。なんか普通というか…。サプライズ感が無いというか、もう少し「こう来るかっ!?」みたいな意外性が欲しかった。設定も普通だったし。

日本の社長

このコンビ初見でした。設定がまず好きですね。ちょっとBEASTARSみたいな世界観?。歌のくだりは少し長いかなと思ってましたが、ラップとか女の子(?)の獣声とか展開とか意外性もあるし、これまでに無い感じもあって、歌ネタも少し絡んだネタで、良かったです。だた終盤最後へのオチへの持っていき方がだけ少し弱い印象でした。この時点で4位でしたが、私はもっと上でも良かったような気はしました。細かい事いえば、歌ネタに入るまでの尺をもう少しだけ切り詰めてその後の展開をもう少し比重重めにしても良かったかな…と。

ニューヨーク

M-12019は個人的にがっかりでしたが、それよりかはずっと良かったです。…と思ってたら松ちゃんもほぼ同じ事言ってて「ですよね」という感じ、いやほとんどの人がそう感じたと思いますが。でもM-1も歌ネタっぽさが絡んでましたが今回も少しそういう要素があって、そこで終わりかと思いきや、そこから違う展開にもなっていったのは良かったですね。ただ、オチだけは少し「なんだコレ感」は否めなかったです。でもネタとしては凄く好きでした。ここまでの2位も頷ける内容でした。

ジャングルポケット

ジャンポケも超常連。ただ数年前の超名作コントの誕生日トイレコントの印象が自分の中ですごく強くて、やっぱりそれと比べてしまうんですよね。あのネタより上なのか下なのかって。で、結果として下でした。テンポはすごく良かったんですけどね。面白さはもちろんあるんですけど、ホントに面白いコントとか漫才って1ワード1ワードに無駄が無くて、どんどんどんって笑いが加速していくんですけど、そういう感じではなかったですね。無駄なワードが多い感じ。メリハリも少し足りなかったかな。設楽さんの観客の熱とリズムの話も確かにって印象でしたが、それも掛け合いが加速していく中で少し無駄なワードとかくだりが少し途中で挿入される感じがテンポを阻害してるような感じがしました。

ここまでで1位ジャルジャル、2位ニューヨーク、3位空気階段。3位の空気階段は少し個人的には違和感あるんですけど、概ね「なるほど」という感じ。

空気階段

うーん。悪くない。1個目のネタよりかは全然好きですね。ただコントとしての完成度とか自分的な笑い量はそこまでじゃない感じですね。設定もそこまで不思議なものではなかったですし。ただもぐらさんのキャラがトリッキーで結局何キャラか最後まで微妙に掴みきれなかったです。裏設定とか色々あるんでしょうけど。

ニューヨーク

まずヤクザ設定が超定番なのがまず少しマイナス。しかも終始笑い的に爆発する瞬間を待ってて、最後まで来なかった感じ。いや正直個人的にはイマイチだったと思うんですが、バナナマンのお二人がすごく評価高くてむしろそれが意外でした。日村さんも1個目のネタよりこっちが断然好きと言ってましたが、やっぱりプロは違うんだろなって感じました。私は素人なんで全然1個目のネタの方が好きでしたが…。もしかしたら何度か見直すと印象が変わるかもしれない。

ジャルジャル

やりたいことはわかるんですけど、1個目のようなパターンとかでもないし、ジャルジャルらしさが凄く薄いなぁという印象。コントらしいコントって感じはわかるんですけど……。設定がまず普通というか…。状況に対しておバカな一人にツッコミを入れるっていう至極シンプルな構成なんですけど、シンプル過ぎて目新しさは少ないですし、だからといってそのシンプルさを裏切る意外性の展開とかも少なくて、1個目のネタのほうが全然面白かった。

まとめ

優勝はジャルジャルでしたね。私は個人的にジャルジャル自体が好きですしまず念願という感じでそれが嬉しかったです。

です…が!…2020は大会全体のクオリティが少し低さを感じました。自分の中で「すごい刺さるネタ」が特に無くて、それが少し残念。なんか全体的にこじんまりとまとまってた印象です。面白くはあるんだけど…イマイチ地味というか。インパクトが無かったというかね。

具体的に言うと近年でいえばジャンポケの誕生日トイレネタや、チョコプラの誘拐ネタ、ライスのゆるしてくれぃネタ、うるとらブギーズの実況解説ネタみたいなレベルでのインパクトがあって自分に刺さるクオリティのネタが今年は1つも無かった。

うるとらブギーズが残念だったなぁ…。もっと頑張って欲しかった。発見としては日本の社長は好きでした。今後ももっといいネタでいつか優勝してほしい。

という個人的な印象と感想でした、皆さんはどんなように感じましたかね。

ではまた~

以上。

<追記>

これ書いた後にふとなんで今年のキングオブコントのクオリティが低いと感じたかなんとなく考えてたらコロナの影響も遠からずあるような気がしてきました。というのも、関係ないだろって思うんですけど、コントも漫才も、結局劇場のお客さん前で披露してそのリアクションで「面白い」「面白くない」を判断して、ネタの選定やブラッシュアップを繰り返していいネタを練り上げていくのが普通なんですけど、それが出来てなかったのかなと。しかも参加数もめちゃくちゃ今年は少なかったんですね。そりゃ母数が減ったらネタ全体のクオリティ平均が下がるのも道理ですよね。…もしかしたら「それと同じこと○○さんが言ってましたよ」的な感じでもうとっくに言われている事もしれませんが、ふと思ったんで追記しときました。そうなるとM-1も不安は少し残りますね。年々レベルが上がってきた感じだったけど今年のレベル…去年を超えられるかなぁ…。不安だなぁ。

関連記事:

12月 23

M-1グランプリのイチ個人の感想です。

M-1の感想を書くと「クソ野郎が偉そうに評価すんな」的な事言われたりするんで、先に言っときますと、素人の独り言程度の感想ですんで、見当外れだと思っても、日本の田舎に住む一人の素人の戯言だなぐらいに思って流して頂けるとありがたいです。

ちなみに去年の感想
2018M-1グランプリ 感想

1番手ニューヨーク
1番手は非常に難しいですよね。ニューヨークの漫才は正統派で評価が高いって有名というかなんというかですけど、残念感ありましたね。爆発力も無いし、スタートの掛かり方も遅くて、ジャルジャルのような奇抜さや斬新さがあるわけでもない。

ニューヨークの評価で松本さんの「ツッコミがにこやかなのがあまり好きではない」と評価してましたが、これも人によって色々あるとは思いますが、私も同感ですね。私も好きなコンビの好きなネタを思い返しても、にこやかな感じのツッコミで面白いと強く思ったのはほぼ無いかなと思う。計算されたモノならいいんですけどね。

2番手かまいたち
安定感。安心して見ていられるという感じ。でもそれこそ松ちゃんのガキでのフリートークで自分で言った事をシレッと「そんなん言ってへんし!怖っ!」って言い続けるくだりを思い出しましたね。切り口も悪くないし、それでいて正統派な感じも併せ持ってましたよね。

3番手、敗者復活から和牛。
流石。あのパターンからのググッと面白くエンジンがかかっていく感じ。ただ和牛のネタにしてはもう1つ2つ爆発力があればなぁと思いましたかね。特に前半からグッと行ってたらなぁという感じ。

4番手 すゑひろがりず
初見。色んな意味で本人達含め変わりネタ。なんかR-1ネタを二人でやってるかのような雰囲気に感じましたかね。レッドカーペットだったら人気が出そうな感じ。これは好き嫌い分かれるんじゃないかなーと思います。私はこういう方向性はイマイチ好きになれないです。いや全然おもしろくないとかじゃなくて、面白いくだりもそれなりにはあったんですけどね。かまいたち、和牛の後なんでそれと比べちゃうね。少なくともニューヨークよりかは良かったと感じました。点数も妥当かなと(私は審査員の方たちと全然点数違う時もしばしばあります)ただ、独特なこの能の感じは色んな所で需要がありそう。

5番手からし蓮根
初見です。設定、展開、ボケ、ツッコミ共に正統派路線でありベタ。いやベタ自体は別に全く悪くないんだけどね。少しひとつひとつが小さく収まってる感じでこじんまりしてた印象。最後の轢かれるオチというかあのくだりは良かったんですけどね。全体的に平均点以上を醸し出しながらも、爆発力は無かった感じ。もう少しクセというかなんかネチッこさとか捻った感じが出てくると凄くなる気がしますね。

6番手見取り図
最近はちょこちょこ見かける見取り図。ツッコミのワードのチョイスが攻めてますよね。一部に全くわからないような例え方をかなり連発してて攻めてるなぁと。このワードチョイスのセンスをプラスに取るかマイナスに取るかで評価が変わるんじゃないですかね。でも例えツッコミを言い合う感じはありそうで無いし、少なくとも去年より全然良かったし、テンションも最初から最後まで良かったと思いますね。ただね。全部見て「すっげー面白かったー」っという感じまでは行かないですね。本当に優勝レベルの良い漫才は見た時のファーストインパクトももちろんですけど、余韻とかそういうのも凄いんで。

7番手ミルクボーイ
初見。漫才始まってから最初の笑いまでのスパンが長いかなぁ…という最初の印象。そこまでは不安でしたが、でもその後のガンガンエンジンが掛かっていって爆発力が上がっていく感じはここまでで最高。ツッコミの人の声やテンションは良いですね。コーンフレークというニッチな部分をねちっこく攻めていく感じ良いです。コーンフレークを上げたり下げたりという展開素晴らしい。タカトシの欧米か!等に代表されるしツッコミでてんどんのようにくりかえし続ける面白さとか、あとチュートリアルのチリンチリンネタ等にも通じる「そこをしつこく攻めて展開させていくか!?」という部分が凄く良いですね。これはいい点数なのも全員納得だと思います。

8番手オズワルド。
初見。ここまでの漫才の中では間とか空気感がしっかりじっくり感ありましね。スリムクラブのようなレベルまではいかないけど、おぎやはぎとかの漫才のような一歩引いた感じの雰囲気があって、好きな人は好きだろうな。ネタ自体も悪くないと思いました。ただやっぱりミルクボーイの後だと流石に霞んでしまったかも。

9番手インディアンス
初見。ボケの雰囲気がM-1のザキヤマさんを感じる。陽気でハイテンションなボケ。ある意味でテンションだけでいったらミルクボーイの真逆の感じ。でもそのアンタッチャブルの一番ノリにノッてた時のネタと比べちゃうと落ちるかなぁ。まぁあっちは優勝してるしね。あれと比べちゃって話しですよね。今回の出場者で比べても、最初から最後までコンスタンスに笑いを取っていて良かったです。審査員の評価はそれほど高く無かったですけど、もう少し良くても良いんじゃないかなぁという感じはしました。でも塙さんの言う平和的過ぎるというのも少し分かるかなぁ…。確かにもう少し変化球的な意外な部分が起承転結の転であれば良かったんですけどね。

10番手ぺこぱ
初見かと思いましたが、どっかで見たような気がする。おもしろ荘だと思います。独特な漫才をするコンビ。ツッコミボケ的なスタイル。これもすゑひろがりずと同じように少し変わり種というかね。正統派とはかけ離れているんですけど、あのツッコミ面白いです。テンプレなツッコミしそうにしながらの「ハズシ」をする感じ良いですよね。キャラ的な面白さも加味しなきゃと思うと評価が難しい所ですが、後半展開を少し変えてきたり、ネタそのものの緩急の付け方もしっかりしてるんで、キャラに目がいっちゃいそうなんですけど、ネタ自体のクオリティも高いんですよね。少し自虐も加えたり小技もあったり。確かに和牛を少し上回った感あった。

ファーストラウンド、1位ミルクボーイ、2位かまいたち、3位ぺこぱ。

ファイナルラウンド
1番手ぺこぱ
いや-結構ファイナルの方になってネタのクオリティが明らかに落ちる事は多々あるんですけど、同等が若干上がったかもという位のクオリティでした。

2番手かまいたち
これまた流石という感じでしたね。また安定感を感じました。全然違うのに一つ目のネタと共通性を感じるネタでしたね。

3番手ミルクボーイ
1個目のネタをそのままのパターン・設定を踏襲してるタイプですね。これも人よって好き嫌い評価が分かれるかもしれない。私は面白ければ問題ないと思いますが、パターンや展開も分かってるんで、1回目のようなインパクトまではいかないけども、逆に「ここでこう来る」という期待して期待通り来るのが気持ちよかったりするんでね。ただ最中よりももう若干ニッチなものをテーマにしたら私はもっと良かったかなぁと思いましたね。「そこピックアップする!?」みたいな感じを。

いやーでも3組見ても大きな差は無いと思いました。

でも最初の方のネタもファイナルのネタも全部含めてのぉで、優勝が誰かって話しになるんで、最後の3組は本当間違いなくベスト3だと思いますが、やっぱり全部含めて考えるとミルクボーイかなと。ラストネタだけで考えるとまた微妙に評価変わるかもだと思いますが、総合的な優勝という意味でミルクボーイは全員納得なんじゃないですかね。

総括すると今年も良かった。ここ3年ぐらいは特にほんと面白くて、甲乙つけがたい感じですけど、今回は出場者全体のクオリティが良くて、平均点が高かったかぁという印象。これも毎年言ってるかもしれませんが、ずべてのお笑い賞レースで一番クオリティが間違いなく高いと思いますね。やっぱりM-1は面白い。

というわけでM-1見ると今年も年の瀬だなぁ感あって、そういう意味では嫌ですけどね。うーん…

でもやっぱり満足感は半端ないね。

以上。

関連記事:

Copyright© 2010 Revolve Gear, All Rights Reserved.
preload preload preload