12月 08

今頃なんで?と言われると答えようがないんですけど、改めて見直したら書きたくなりました。感想とかを。

自分はいわゆる連続放映されるタイプにほとんどアニメ見ません。大体新潟はワンピースさえたしか放映してない(夜中にしてるのかもしれないけど)まぁ、してても見る気は無いですけど。

宮崎アニメとかは好きなんですけど…所謂今流行系のアニメは見てて正直なんか違和感というか不自然さに自然と鳥肌たっちゃうというか….

別に否定してるわけじゃないです。すごい作品もたっくさんあるだろうなと思うんですが、そういう世界も広くて手が出ないというのもあります。実写映画でさえあまり見れない。海外ドラマも24ぐらい。

なんせ映像は音と画とあるんで、完全それに拘束されるのが億劫で…漫画は音楽聞きながらとか読めるし、途中で読めるの止めても問題無いすけど、映像は結構拘束されちゃうんすよ。見始めたら止まらないし。だからできるだけ制御したりして…本末転倒な気もしますが。

前フリが長くなりましたけど、そんな自分が近年で最初から最後まで全部おもしろい!と見れた連続アニメが「とらドラ!」なんですよ。

見ていない方はぜひ一度見る事をおススメする。

別にこれ実写だろうが、なんだろうがおもしろいと思います。元々ライトノベルですし。つまり、ストーリーが非常に複雑で、秀逸なんですよね。ジャンルで言うと、ラブストーリー?ラブコメ?青春もの?かなんかだと思うんですけど、設定自体はもう今まで星の数ほどありそうな高校生の約1年間の学生生活や恋の話なんですが、これがほんとよくできてる。

私は以前からブログでもフィクションはリアリティがすべてと語ってますが、岸部露伴先生の言葉を借りれば「リアリティだよ!リアリティこそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり、リアリティこそがエンターテイメントなのさ」

ということでこの作品はかなりリアリティがあって、複雑な高校生の恋心の移り変わりが非常にうまく描いてあります。

只褒める前に気に入らない点を先に言っときます。

以下はネタばれもあるため、見ていない方は見ない方がいいかもしれません。

気に入らない点は最初の大河の竜児家襲撃シーン。あれはちょっといただけなかった。なんせリアリティに欠けた。あんな人間普通いない。というかさすがに犯罪だし。しかもなんで普通の女子高生が木刀持ってるのかも不明。小説は読んでいないんでその辺の事フォローしてあればアレですけど…そこは「それはあり得ないだろ〜」となってしまいました。

それ以降は特に批判すべきストーリー展開はないですね。キャラクターもそれぞれすごいよく出来てると思います。

今回はこの辺にして次回(多分明日)はそれぞれのキャラクターについて考察してみたいと思う。つまり次回はものすごい超ネタばれ記事なんで注意。

とにかくおススメですよ。何度もプッシュするけどw でも「見たけど全然面白く無かったどうしてくれる?」と言われてもどうしようも無いんですけど…

次回に続く。

以上。

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11月 19

Darth Vader
Attribution License by Andres Rueda

悪役…それは見ている大多数の人が嫌悪感を抱くであろう登場人物だ。物語を混乱させ、主人公を苦しめ、見ている人を不安にさせる。

でも物語には悪役が必ず必要なのだ。(まぁサザエさんとか例外だとして)

ドラマだろうが、映画だろうが、アニメだろうが、小説だろうが、ゲームだろうがね。

モンスターも魔王もいないドラクエ、ダースベイダーもシスもいないスターウォーズ、里井副社長のいない不毛地帯、怪獣のいないウルトラマン、ロケット団のいないポケモン…

なんて面白みのないものばかりだろう…人は「酷い事するやつらだ!」とそのキャラクターに嫌悪感を抱きながらも、いないならいないで、その物語は面白くない。

悪役は悪い程いいのだ。悪ければ悪い程、極悪非道で、したたかで、それでいて、人間味溢れるキャラクターでなければならない。それでこそ主人公が引き立ち、光って、正義に見えるのだ。

両極性、光と影、黒と白。陰と陽。

逆があるからその逆が存在する。悪役がいるかこそ、正義がかっこいいのだ。そう見えるのだ。

でもよく考えてほしい。それが舞台上の配役だとしたら、悪役は主人公を最高に輝かせる事の出来る一番のキャラクターだ。

良い部分を譲って、自分は憎まれ役を買って出る。なんとかっこいいだろうか?

悪役程自分を殺してまで主人公を引き立ててくれるやつはいない。悪役として生み出されたキャラクターは上記のような引き立て役を請け負い、最後には主人公にやられるのだ。

なんと健気でいたいけで、やさしいことか….

悪役が好きだ。悪くて悪くて、「ひでぇやつだ!」と思わせられる程、その悪役は良い悪役だ。

そして自分の中ではそれがなにより美しく、カッコいい。

悪役…それはなくてはならないもの。それがあるから逆が引き立つ。

世界中の誰もが、その悪役を嫌っても私はそいつを愛する。だって彼がいればこそだもの。

….なんかよくわからん記事ですね。申し訳ない。

以上。

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11月 16

<追記前置き>この記事は2010年に作成したものであり、そういう意味で現在と照らし合わした場合記事に違和感や間違った点などがある場合がございます。しかし敢えてそのまま特に記事を改変することなく当時のまま記載しております。加えてこの記事はあくまで個人の好みの話をしており、エヴァンゲリオンを批判する目的の記事ではございません。それを理解した上でお読み下さい。

エヴァファンの皆様すいません。どうしても好きになれないんです。

個人的な好き嫌いなお話ですので、それを前提にお話します。私の友人で大好きという人はいっぱいいるんですけどね。なので好きな方は好きで居て欲しいし、イチ感想…とでも思って下さい。

アニメも旧劇場版も漫画もも全部見ましたし、読みました…が。私はエヴァが好きになれないんですよ。正確には単純に大嫌いとはちょっと違うんですが。

それには理由がいくつかあります。

演出やキャラクターの設定や舞台設定なんかは非常に良いと思うんです。この作品に影響を受けた作品もたくさんあるというのいうのも頷けます。世界観とかは本当いいですよね。

でも悲しい。

悲し過ぎる。

そして暗い。

特に後半の展開は非常に醜い。見るに耐えない。

wikipediaによると『るろうに剣心』で有名な和月さん(新潟出身なのよ!)がエヴァについてこんな発言をしたらしいんです。「製作側が作品も登場人物も愛していないのが伝わってきて少し不快に思った」と。

私も非常に同感です。キャラクターになにしてもいいのか?後半の全キャラクター達(もはや一人残らず)の末路は悲惨で、目も当てられない。

例えば、綾波レイは無表情な彼女がシンジと交流を深めることによって次第に感情が生まれ、シンジと親密になっていく……所までは完璧。素晴らしい。だけど、後半にレイはたくさんいる(魂は一つだとか言われても……;)という事実とか、普通に死ぬとか。…このキャラが好きでも死んじゃたり、3人目とかいっぱいいるとか言われたら感情移入出来ない…

アスカも出自(母親の事とか)が既に可哀想なんだけど、片思い(というか憧れ)の相手死亡、精神崩壊、廃人化、量産機に食われる…などなどあまりに酷すぎる。普通に悲しい過去程度でおさえて、ツンデレキャラでツンケンしてるけど段々シンジに惹かれていく…程度の分かりやすい感じで良かったと私は思うんですが……(あくまで個人的思いです)

まぁ他にも葛城ミサトに赤木リツコに加持リョウジに鈴原トウジに…まぁことごとく死ぬのなんの。しかも良い死に方とは決して言えない。他の様々なキャラも悲しい結末がほとんど。

私は赤塚不二夫さんがいっている「キャラクターは生きている」という考えが本当だと思っていて、そういう考えからすると、エヴァのキャラクターは制作側に無惨に殺されたと私は解釈しているんですね。

「現実はこんなもんだよ」とか「リアリティがあって良い」とか言う人がいるんですが、ある程度は”リアリティ”で許せるが、あそこまでいくと逆に嘘っぽいんですよ。

これも上記の和月さんの発言なのですが「エンタテイメントの基本は笑顔とハッピーエンド」という持論に賛成する派です。

アニメ版、旧劇場版、漫画版含め私はまったくいいエンディングとは思えなかった。

やはり創作されたお話は最後は希望の光が指していないと駄目だと思う。

ミスチルの「ヒーロー」の歌詞でもこんなのがあるんですね。「駄目な映画を盛り上げる為に簡単に命が捨てられてゆく、違う、僕等が見ていたいのは、希望に満ちた光だ。」

これを聞いた時まさに自分の中のエヴァに対する気持ちだったんですね。

エヴァに限ってはいませんが、最後は「絶望と哀しみ」で終わるような物語は私は好きになれません。

いくら創作のキャラクターだとしてもそれぞれの魂があると思っていますので、それを踏みにじるような事はしてほしくないんですね。

例えば北の国からで有名な倉本聰さんの脚本って暗くて、辛い展開にはなるんですけど、いろいろと最終的には救済されるんですよね。だから好き。

他にも宮崎駿さんもこの作品を否定していますし、なぜ世間がこんなにこの作品を愛しているかが理解できない。

というかあと一歩というか制作者がもっと良い方にキャラクター達への愛のようなものがもう少しあれば最高の作品になっていたかもしれないのに。

残念でならない。

周りが凄い凄い、良い良いと叫ぶから騙されるんじゃなかろうか?

私は漫画でいう3~4巻までが限界です。そのぐらいまでは非常に面白いなと思ってました。ヤシマ作戦とアスカの共同生活のエピソードあたりまではね。その後はもう醜い。見れたもんじゃない。

私はそう思います。

それとも新劇場版はその辺が全て改善されてるのか?

もしそうなら良いけどねぇ。多分結局悲しいのは悲しいんだろな。

<追記>
新劇場版見ました…でもやっっぱり好きにはもちろんなれず。ほんの少し救済されてる感はありましたけど…うーん…やっぱり俺はダメだな。しかも劇場版という割に違和感のあるCG(基本的に私は2次元作品に中途半端に入れてくる三次元CGが嫌い)も気になりましたし、映像自体のクオリティもそんなに驚かなくて…

以上。

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