1月 15

ハイテンションシリーズは3年ぶりらしいです。前回がコロナ禍で間もない頃のリモートでならなんとか…レベルの時にやった

2020 6/28「自宅でハイテンション ザ・ベストテン(前編)」感想
2020 7/5「自宅でハイテンション ザ・ベストテン(後編)」感想

でした。

そして今回は紅白対抗戦。以前も対抗戦はあったのですが、完全に男芸人と女芸人で分かれての対抗戦は初めてですね。

ガキの古株企画ハイテンションシリーズ。内容が内容なだけあってそこまで回数が多い企画ではないのですが、ずっと無くならずに今日まで続いてる長い企画シリーズです。

基本はベストテン方式(ほとんどランキング基準は有って無いようなものですが)で、ハイテンションなショートネタ(?)を披露するというある意味シンプルな内容なのですが、そのネタが基本ハイテンションだけで乗り切る系のネタが基本なので、ネタ内容はどれもかなりシュールです。かなり好き嫌いが分かれると思われる企画ですね。ただウンナンのウッチャンはこの企画好きらしいです。バカバカしいお祭り騒ぎ感が好きなのかな?

そして近年は前後編になることがほとんどです。今回ももちろん前後編です。

今回前編ゲストは白組は空気階段もぐら、ジェラードンアタック西本、有村昆、そしてガキメンバーから田中さん。

紅組はヨネダ2000、ぽんぽこ・高木ひとみ◯、牧野ステテコ、キンタロー。

感想

10位白組田中さん。
いつも10位ないしトップバッターの田中さん。まぁネタはいつも通りという感じですかね。浜田さんとの連携がしっかりしてて、流石という感じです。

10位ヨネダ2000。
コンビで登場。久しぶりに見ました。いや私が見てないだけかもしれませんが。M-1決勝までいった女芸人ですからね。ホント普通に考えてめっちゃすごい事なんですけど、なんかイマイチ目立たない気がします。というかライバルの女芸人が居すぎるのかもしれませんね。近年女芸人の需要はうなぎのぼりではあるものの、その分分母も増えてるんで、平場での面白さも無いとなかなかに厳しいのかもしれない。というかそもそもヨネダ2000の平場の実力も自分ははよく分かってませんが。

で、ネタですけど、長めなのがちょっと気になりましたが、それなりにネタっぽく仕上がっててそこまで悪くはないと思いますね。言うて良いかと言われると微妙ですけど。ネタ後に浜田さんのケリもナイスアシストですね。浜田さんのケリが無かったら、カットだったかもしれないくだりでした。あれがあったから活きた。

9位白組空気階段もぐら。
さすがKOC王者の風格という感じで安定感ある面白さ。顔芸の良さが光ってました。もうちょっとメインのストーリー(?)的な部分がしっかりしてたらもっと面白かったかもですね。

9位紅組ぽんぽこ・高木ひとみ◯。
あんまりこの人知らんのですよね。どっかでチラチラとは見たことあるなぁぐらいで。まぁネタはまさにハイテンション・ザ・ベストテンのどストレートって感じのネタでした。面白いか?って言われると、んなこたぁ無いってな感じなんですけど。まぁ頑張ってたんじゃないでしょう。

8位白組ジェラードンアタック西本。
ジェラードンさんのネタはすごい好きなんですけど、このネタはなんとも中途半端感ありましたね。そもそもジェラードンは個人的にはやっぱりトリオ…ないしコンビでも、ピンよりか、誰かと絡んでの面白さがあるのかもしれない。いやこのハイテンションだけで判断するのも違うと思うけど。というのも七変化でアタック西本さんは来そうだなぁと思ってたんですけど、今回のハイテンション見てちょっと不安になりました。

8位紅組牧野ステテコ。
ダウンタウン周りの誰かが好きなのかなんなのか、何故かガキとか水ダウでは見かけますね。以前の記事でも書いたと思うんですけど、私この人で笑った事無いんすよね。今回も下ネタだし。水ダウでも下ネタだったりで、自分にお笑い力が無いの分かってるから、下ネタに逃げてるだけじゃねーかな?って思ってしまう。まぁ分かりませんが。というかどうでもいいか。

7位白組有村昆。
この番組有村昆さんも好きね。徳光正行さんとかもね。なんかこう…同じ匂いのする人というか…。まぁいいんですけど、今回は自虐ネタ。なんか痛々しかったですね。周りもどうリアクションとっていいかって感じで気を使いますし、本人的には大いに笑ってくれぇい!って感じかもしれませんが…。うーん。まぁその…うん。

7位キンタロー。
牧野ステテコさんとは真逆で、私は近年キンタローのネタで面白くないネタ無いってレベルで好きですね。このネタも水ダウの30-1GP企画か細かすぎて伝わらないどっちかでほぼ似たようなネタやってましたね。どっちだったけな…。忘れましたが、いずれにせよ面白いです。どの方向性のネタやってもぶっとんでて面白く安定感あるなって印象です。なんなら七変化出てほしいぐらいです。まぁ出ないでしょうけど。

という感じの前半戦でした。

まとめと次回

まぁ実は私そんなにハイテンション企画好きじゃないんすよね。ほんと極稀に面白いネタありますけどね。ぐっさんのヒクソン・グレイシーネタとか、塚地さんのこうすりゃえんやろとか。まぁ遠藤さんのネタも毎回大体好きです。でもなかなかハードルが高い企画だなぁとも思ってるんで。「ただ面白いネタをすりゃ良い」とも違うんで。そこが七変化等とは明確に違う所かもしれませんね。

後半戦予告見るとなんとなく出る人も分かる感じしますが、とにかく後半良いネタがあることを祈りたいですね。

というわけでまた次回~…と言いたい所ですが、流石にちょっとだけ渦中の松ちゃんの事について触れますか。

いやホント大変な事になりました。まぁ元々私は松ちゃんは芸風そのものもそうだし性格もそうですけど、過去のガキやその他のフリートークでも女遊びに関しては結構赤裸々に話してましたからね。こういうスキャンダル系の件が起これば、必ずそういうのを引用してあーだこーだ言う人がいくらでも溢れ出てこんな感じになるだろう事は分かってました。でもホントみんな凄いっすよね。もう黒前提で言いたい放題ですもん。まぁ私はどうしたって松本人志に対してのプラスの見方をしてしまうバイアスがかかってしまうんでね…。そんな攻めた意見とかは出せないですけど、今回の事件と全然関係無い過去のアレコレも今回ここぞとばかりに引っ張り出してきて、それも叩きまくってるのを見るとなんとも…。うーん。なんせ「松本人志は人を傷つける笑いをしてて不快だから芸能界から消えてほしい」とか「人を叩いて笑いを取るような前時代的な古い芸風」とか、今回の件とは全く違う、ただ単に個人の好き嫌いレベルの悪口言ってたり、便乗悪口・批判・誹謗中傷みたいな事だったりするのを多く見かけるので、それはやめてほしいなぁとはシンプルに思う。とにかくまだ白でも黒でも無いのにホント憶測で叩くのはちょっと違うのでは無いではないかと。司法で完全に「黒」となったら、いくらでも叩けばいいとは思いますが、まだ週刊誌側が一方的に主張してるだけの段階で、もうやったと断定してアレコレ言うのはホント違うと思う。もちろん白前提で擁護するのも違うと思うんで、白黒はっきりするまでは特にプラスにもマイナスにも騒ぎ立てず、事を荒立てずに静観しててほしいなって私は思います。

はい。ではまた次回~

以上。

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1月 08

ガキの使いお馴染みの1年の総決算的企画「おもしろVTRベスト10」。今年は年明けパターン。

OPの藤原さんの挨拶、アレは多分フジモンさんの事についてのコメントだと思うんですけど、松ちゃんが渦中なのでなんか意味深に聞こえますね。

つっても連日鬼の首を取ったように、批判や糾弾するような記事が出たりしてますが、結局まだ白黒はついてないんで、あーだこーだ言うのはちょっと違うんですよね。黒前提で批判コメントしてる人も、白前提で擁護コメントしてるのも違うと思いますし。法廷等ではっきりと白黒つくかしないと違うと思うんですよね。画像や音声等の証拠でさえ、今はいとも簡単に偽造出来るんで、決定的な証拠かは微妙ですし。つっても偽造の画像や音声なら解析をかければそれが偽造かどうかは判別出来るんで、そう簡単に偽造証拠を出すわけにもいかんとは思いますけど。私もこの件についてホントは色々思う所はありますし言いたいですけど、ま、いずれにせよ、今の段階でアレコレ憶測でものを語るんは良くないと思いますね。はい。

はい、気を取り直しておもしろVTRベスト10です。

ガキの2023年は可もなく不可もなくレベルだったかなぁ…。七変化は当たり年でした。それは間違いないですね。回数も多かったですし、特に酒井さんと国崎さんは素晴らしかった。それにいくつか数える程度ですが、いい企画もあった。少なくとも去年よりかはいい年だったような気がします。

感想

さっそく毎年なんの基準か謎な番組的なランキングを見ていきましょう。

10位「神奈川県久里浜駅周辺地元の人に聞くおすすめベスト3」
9位「NON STYLE井上 自己中勘違い裁判(前編)」(後編)
8位七変化
7位「100点差をつけろ!ボロ勝ちキックベースボール!!」
6位「第六回 遠藤VS陣内VS蛍原 大根役者頂上決戦(前編)」(後編)
5位「コロッケものまねベストテン~!!(前編)」(後編)
4位「原西ギャグストラックアウト(前編)」(後編)
3位「遠藤ISSAはU.S.A.でアメリカ人を呼べるのか?」
2位「チョロQアンルーレット対決~!!」「祝還暦! 松本人志の早朝罰ゲーム~!!」
1位「浜田雅功還暦祝い! みんなでWOW WAR TONIGHTを歌い切ろう~!!(前編)」(後編)

でした。1位、2位共に忖度感エグい結果となりました。まぁ番組としてはしょうがないのかもしれないですね。それにこのおもしろVTRのランキングはいつもツッコミどころ満載なので、もう特に対してあーだこーだも言う必要も無いかと思います。

ランキング入ってないのだと「ききシリーズ第44弾 ききカフェラテ」「TANAKER 3rd」「俺こんなん出来んねん!特技お披露目会~!!」辺りが秀逸な企画でしたかね。コンテストシリーズの大男・タイムスリッパーもかなり良かったです。中でも「俺こんなん出来んねん!特技お披露目会~!!」は23年イチの企画だったような気がします。

まとめと次回

ききシリーズや七変化という老舗な企画も光っていましたし、数は少ないですが、新企画もいくかあり、それなりに良かった。近年の色々を考えると結構良い年だったと思います。ゲスト陣では国崎さんが明らかに「爪痕を残した」という印象です。素晴らしかった。ゲストとしてはMVPですね。ガキの使いの芸風(?)にも合ってると思うので今後も出てくれる事を期待しています。

2024年のガキは毎年言ってる気もしますが、イマイチでもいいから新企画を!ですね。守り守りじゃなくて、攻めた企画を発案して、色々挑戦してもらいたいです。もちろんそればかりでは番組的には難しいでしょうから、あくまで数の割合をね。少しでも増やしてほしいなぁと。うん。

で、次回はハイテンション・ザ・ベストテンらしいです。コロナの時にリモートでやった時以来かな?もしかしたら前後編かもですね。

はい。ではまた次回~

以上。

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12月 25

今年も来ましたね。M-1。

ちなみに去年の記事は>2022年 M-1グランプリ 感想

今年もエントリー数は最多更新。即席コンビとかが増えてるんですかね…。

まずは審査員。立川志らくさんが勇退(?)し、海原ともこさんが審査員に。まず志らくさんについてですけど、続けて欲しかったなぁ…。漫才とは違う視点の立場の評価代表として貴重な立場だったんじゃないかな?と思ってたんで。それと海原ともこさんについてはちょっと意外でしたね。もちろん知ってはいるんですけど、正直そんなに知らん…。もうしわけ無い。私は東日本住みですし、劇場にたくさん通うみたいな人でももちろん無いですし。イメージ的に大阪かつ劇場の叩き上げ的な人のイメージ。でもなんで海原ともこさんなんですかね…。私はその辺の事情1mmも分からんのですけど…。まぁよく分かりませんが、今TVの視聴者は昔と違いとにかく女性が多いので、そっち視点の評価を増やしたかったんかな?よく分かりません。この辺について詳しい方居たらコメントお願いします。

決勝戦9組プラス1については、まぁそれなりに順当な所が残ってきたかなぁと。敗者復活のシシガシラ含め。全く知らんのはくらげぐらいかな。まぁ他にも名前と顔ギリ知ってる的な組も居ますけど。でもまぁ順当かなぁと。

でも今回事前の状態での自分的な推しって程の推しの組は居なかったですね、だからか…なんか事前のワクワク感は少なかったです。これはあくまで個人的な気持ち的な事ですけど。まぁ実際そんなのはあくまで事前のテンションの問題で、ミルクボーイだって全然知らなくて、決勝で初見で見て腹千切れる程笑いましたし。関係無いですけどね。というか初決勝の組の方がそれまでの結晶としての面白さあるんで活躍する確率高い気もしますし。

といわけでM-1の個人的感想をできるだけかいつまでんで書こうと思います。

決勝1stラウンド感想

1番手令和ロマン

掴みからまずしっかり先制パンチ出してました。この「掴み」の部分がM-1においては非常に重要でして、この掴みをしっかり笑いとれるかどうかで、良い点とれるかどうかもう8割決まるんじゃないかって思うぐらいです。なんでかっていうと、飛び込みの営業マンに例えれば、いわゆる”名刺”であり最初に見る”顔の印象”の部分なわけですよ。そこで失敗してたらその後面白くてもずっとその最初の「イマイチ」の印象が残り続けるし、そもそも「掴み」という大事な部分で滑り…もしくは軽滑りしてるようじゃ、その後の漫才がそれを上回って来ないですよ。まずは掴みでしっかりと笑い穫る。それが良い漫才の鉄則。ただその掴みにも長い時間(長めの前フリ)を掛けてドカンと笑いを穫る掴みと、最初はご挨拶程度のジャブの感じで笑い穫る掴みと大体2パターンあるんですよ。もちろんその間の中間っぽい掴みとかもありますけどね。令和ロマンは後者のさらっとジャブでしっかりと当てていく掴みでした。いいですね。で、令和ロマン二人共声がハキハキしてて比較的聞きやすい。かなりテンポの早いネタというか言葉遣いなので、そうじゃないと何言ってるか分からんわね。これも生の賞レースで重要。あと強弱もしっかりしてて、テンションがあがってガ~っていく感じと静かになって空気をキュっと締めるのとメリハリもある。そしてボケの数も良い。ただ、微妙にざっくばらんとしてる雰囲気というか、結局なんの事の漫才だかよく分かんないというか。まぁ基本はその角でぶつかるシチュについてアレコレ言うネタなんだけど、なんか言ってる事は意外と別の話も多いな的な。まぁブラマヨみたいな脱線していく事が主旨(?)のネタならまだしも、そういうネタでもないので。でもトップバッターでこの安定感は凄いと思います。 平場というかネタ後のトークも良かったね。余裕があるというか。実力あるんだろなっていう。

2番手シシガシラ
敗者復活組。シシガシラはねぇ…、私チドラー(いろはに千鳥好き)なので、このネタ見てたんですよ。(令和ロマンもいろはに千鳥出てましたが)掴み含め。なので、他の組のネタと違って、初見じゃないので印象はまた違うと思うけど…でも正直クオリティそれなり…ぐらいですね。面白い部分はあるんだけど、「クスクス…」程度で終わる笑い部分が多く、このM-1というピラミッドの頂点部分でやるには少し弱いなぁと思いました。審査員の方達も「もっと爆発する部分が欲しかった」とみんな言ってましたが、まさにそんな感じですね。ずっとそれなりに面白いけど「クスクス…」で終わって「がははっ!」にはならないというか。

3番手さや香
もう言わずもがなの優勝候補コンビ。流石のネタ。さや香らしいネタ。やっぱりテンション具合とかどなり感とかが相変わらず素晴らしい。ボケとツッコミのテンションがずっと一緒じゃなくて、上がる時下がる時とある対比のメリハリが良い。後半のエンゾが50代のおっさんというオチへの流れもいいですしね。安定感あるネタだったと思います。まさに前回のさや香の1つ目のネタを彷彿とさせるような良いしゃべくり漫才。

4番手カベポスター
うーん…前回のネタより若干劣るネタだったかなぁ。掴みまでが長いわりに、そんなにウケなくて…。まさに前述の感じですよね。なんか掴みまで長い割にそんなにドカンと来ないので「あれ?」っていう。あとネタのシチュが頭の中で想像しにくい感じあった。漫才は脳みそ空っぽで聞いても面白いのが良いネタですから。あと最後のドロドロ噛みはねぇ…千鳥のストゼロM-1打ち上げも見ましたが、この事についてアレコレ説明してましたので、興味ある方は見た方がよろしいかと。あと邦子さんが前回めっちゃ低い点つけて、今回点高かった事についてもね…。本人達も打ち上げで言及してましたのでそれも興味ある方は是非。

5番手マユリカ
もう2023年は結構露出多くて、既に売れてる…、もしくは売れかけてると言ってもいいマユリカ。導入は漫才らしい漫才って感じで好感持てるんですが、マユリカも掴み失敗してる感じありましたね。掴みの次のボケはそれなりにキャッチーでしたけど。安定感それなりにあるネタなんですけど、なんかハイテンションツッコミで無理くり…って感じのくだりもいくつかあって…。「それなりに良い」ぐらいに留まってる印象を受けたかな。でもマユリカはもう平場強いの分かってますし、M-1関係無く売れるでしょう。

6番手ヤーレンズ
令和ロマンと同じく、ジャブタイプの掴みからの漫才定番の導入。ちょっとコント漫才ちっくな感じですね。ボケの数も良いし質も良い。ボケの数とクオリティはアンタッチャブルの漫才っぽさを感じましたかね。ツッコミのテンションは柴田さんと全然違いますけど。ボケの憑依芸的な感じがキャラ濃くて良いですよね。「全員ステゴロ」が個人的に好きなワードでしたが、多分どの人もヤーレンズのネタ中の小ボケの中で好きなワードがあったんじゃないすかね。それぐらいワードセンスも良かった。ネタ後のトークも良かったですし。元々名前ぐらいしか知らなかったコンビですが平場も強そうですね。

7番手真空ジェシカ
もうある意味笑い飯っぽい感じになりつつあるかもしれない真空ジェシカ。私はガクさんのツッコミが過去一聞きやすく、今回のネタが過去のネタの中では1番良かったんじゃないかな?と印象を受けました。あとワードもなんか尖りすぎてる部分があったんですけど、今回比較的誰が聞いても分かるワードを揃えたように思えるし、かなり良かったです。ですが、それはネタそのものの良さともちょっと違う部分なので…。別に悪くないネタなんですけど…イマイチ爆発するまでいかなかったかな。

8番手ダンビラムーチョ
掴み(天体観測の歌い終わり)までが長すぎたかな…。もうそこですべて決まった感じある。打ち上げでも言ってましたが、劇場では天体観測歌ってる時点でしっかり笑いがめっちゃ来て、歌い終わりのツッコミでさらに爆発するネタなんですけど…って言ってて、M-1でよくある事ですね。舞台や劇場で受けたネタとM-1でウケるネタが違う問題。劇場は「お笑い好き」が集まるのでM-1とは客層も雰囲気・空気感も全然違う。声の反響や聞きやすさも違う。評価するのも百戦錬磨の審査員。全部劇場とは違う。歌ネタのハードルの高さもあるな…。歌のチョイスも全世代にささる選曲じゃないので…。難しい所ですね。

9番手くらげ
パターンに嵌めるネタ。私は結構好きでしたよ。ネタ後からネットでも松ちゃんの評価でも「ミルクボーイっぽい」と言われてましたが、私はそこまでそれは気になりませんでした。ただ、名前の羅列言いまくる下りから「◯◯だった」「いやそれ◯◯じゃねーか」のパターンで名前の羅列言いまくる下りは素晴らしいんですけど、その後の一番笑いが来ないといけない「◯◯だった」「いやそれ◯◯じゃねーか」の部分で毎回軽スベリというか、スベリではないけど、もっとドカンと来ないとって所で来ないのでそこがネックになりましたね。それこそミルクボーイはその後の◯◯じゃねーか的な後のワードセンスも抜群でしたが、そういう領域には全然届いてませんでした。変化も乏しかったかなと。

10番手モグライダー
前回の美川憲一さんのネタの2番手ネタみたいなネタですね。まぁ悪くはないですけど、その美川憲一さんのネタもファイナル行けなかったわけで、その美川さんネタとクオリティ的にそこまで変わらないし、ネタの雰囲気傾向も同じなので、そりゃこのネタでもファイナル行けないですよね。まぁモグライダーはもう完全に売れてるんですし。もういいじゃないですかね。そんな事言うと怒られそうですが。平場の面白さもみんな知ってるわけですし。これもやはり歌ネタの難しさが出たかな。まぁともしげさんの、かんちょう言いまつがいでウケたし、しっかりモグライダーの印象は残ったかなと。

というわけでファイナルランド進出は1位さや香2位ヤーレンズ3位令和ロマン。

決勝ファイナルラウンド感想

令和ロマン

掴みからしっかり笑いを取り、ネタ中ずっと面白く、正直ネタ終わりで「あ、優勝したな」って思いました。正直最初のネタも面白かったのにそのネタよりずっと面白かったですからね。分かりやすいネタでしたし。誰が見ても面白いネタですよ。ボケの数も質も抜群。今回の全ネタの中で1番好きでした。まさか2ネタ目にこのネタを残してくるとは…。よしもとイジりネタも審査員には刺さるでしょうしねぇ。正直悪い部分が無い。しゃべりも聞きやすいし、その町工場の状況も想像しやすい。

ヤーレンズ
いや素晴らしかった。1つ目のネタよりほんの若干劣るかな?位で、ほぼ同じ位の素晴らしいクオリティの漫才。このネタもボケの数と質が良い。やっぱりこのネタでもボケがザキヤマさんとか富澤さんとかのしれっとボケ続ける感じを彷彿とさせて、終始素晴らしかった。コント漫才チックな部分もあってサンドウィッチマンっぽさを感じるのかな。さっきの令和ロマン終わった後優勝は「令和ロマンだな」って思ったんですが、このネタもしっかり面白く「分からなくなった」と思いました。ボケの方の憑依具合・キャラの濃さいいですよね。コントも出来そう。実際やってるのかもしれませんが。

さや香
誰もが「なんでこのネタを選んだ…」ってなったと思います。もちろん刺さる人には刺さるネタだったと思うけど、老若男女に刺さるネタではない。まぁこの辺の事も打ち上げで言及してましたんで、「なるほどねぇ~」って感じですけど。やはりそれを聞いてもネタの選択はミスったと思いますね。自分達がどうしてもしたかったってのは分かりますけどね。良い漫才って頭空っぽで見ても…、、なんなら音声だけで聞いても面白いんですけど、このネタは見てるこっちが頭で色々考えないと駄目なんですよ。そっちに頭のキャパを使うんで、ネタがすんなり頭に入ってこない。まぁ…誰もが違和感を覚えるネタだったと思いますよ。

で結果1票差で令和ロマンの優勝。

1個目のネタだけでいえばヤーレンズですが、令和ロマンは2こ目にさらに上のネタを持ってきたのが印象良かったですね。そういう僅かな部分で1票差に繋がったのかもしんないですね。令和ロマンのネタ順が逆なら結果変わったかもしれないです。それに1番手からファイナルも1番手で優勝ですからそういう意味でも凄いですよね。ヤーレンズもホント面白かったでしたけど…。惜しかった。さや香は…。前回以上に2個目のネタが…。そりゃこういう結果は至極自然な結果かなと。

審査員の評価もヤーレンズに入れたのはコント漫才のパイオニア的なサンド富澤さん、邦子さんともこさんの女性陣。令和ロマンに入れたのは、どちらかというとしゃべくり漫才派の大吉先生、塙さん。礼二さん、松ちゃん。まぁ松ちゃんは両刀的な感じですけど、令和ロマンに入れた理由もしっかり説明してましたし、理路整然としてると思います。私も2つ目にあのネタを残すのは評価に値するかと思います。

まとめ

面白かったです。……ですが、やはり平均クオリティ的にはそこまで高いと思いませんでした、令和ロマン、ヤーレンズは素晴らしかったですけどね。キングオブコントの方が近年レベル上になってきたと何度も言ってますが、やはり確信に変わりつつあります。過去のM-1で比べれば去年と同じ位かチョイ上かな?って感じですかね(平均クオリティに関しては)

海原ともこさんの評価良かったですね。山田邦子さんの方が未だにちょっと違和感あります。

令和ロマンとヤーレンズは平場も強そうだし、売れそうですね。売れてほしい。この二組ユニットライブもよくしてる仲らしいので二組一緒に売れてほしい。

はい。というわけで2023年のM-1感想をかいつまでんで書きましたが、如何だったでしょうか。みなさんは今回のM-1どう感じましたか?もしよろしければコメントなども残してくれればと思います(コメントは承認制で即時公開にはなりませんのでご了承ください)

ではまた来年のM-1記事で。

以上。

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